ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

おにぎりの具 人気ランキング

prtimes.jp

このアンケート↑の精度はおくとして
とっても興味深い結果、とワタシは思いました。
複数回答で鮭が70%弱と圧倒的。続いて たらこ、ツナマヨ、いくら の順に40%以上、、、

このベストテンの中ではワタシ的には昆布とおかかがツートップ。
コンビニで複数買うときは赤飯のを欠かしません。そう言えば
むかし親族の葬儀の準備を皆でしていてお昼の時間を過ぎたとき「じゃあコンビニでおにぎりをたくさん買ってくるよ」と いつもの通り欠かさず・・・激しく呆れられました。

思い出おにぎりと言えば
大学新入生のときサークル総出で 一日がかりの作業をした日、先輩女子が おかか+チーズ入りを差し入れ。そないな具の組み合わせは初めて!、美味しかったあ。入部したてでほとんど役に立たなかったくせに(というわけでヒマだったので)大ぶりのを4個も5個も食べまくってしまいました。

おにぎりの話って尽きませんね。

おにぎり差し入れは当然女子?!は また別の話↓

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さいきん見たテレビで印象深い言葉

凄絶な生い立ちをバックボーンにした短歌が注目されている女性歌人「神社で願い事が書かれた絵馬を見るのが好きなんです。みんなの願いが叶ったらいいなあって。」「神様も、言葉も、信じているんだなあって。」

動物園
キリンの救命に粉骨砕身する男性飼育員「動物園暮らしが動物にとって窮屈であるのは間違いないです。だけど野生よりいいこともあって、例えば動物園のほうが長く生きられる。」
ゾウの男性飼育員「動物たちは望んでここにいるわけではない。だから少しでも幸せに過ごせるようにするのが私たちの責任と思っています。」

映画「この世界の片隅に」

昭和元年に広島市で生まれ 昭和19年に呉市に嫁いだ主人公の昭和21年までの不器用ながらひたむきな日々。
まさに「この世界の片隅」のディテールが、丁寧に描き込まれていた(昭和20年8月15日午後に呉の町なかで一枚の太極旗(現 韓国旗)がはためくさまを含めて)。だからこそ静かな反戦映画の佳作たり得てもいると思う。

 

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今回芥川賞★山下澄人『しんせかい』

 

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著者が 倉本聰氏の富良野塾二期生であることは報じられていますが、そうでなくても本作の舞台が富良野塾であるのは読み始めてスグわかります。「ぼく」が入塾してからの一年間が描かれました。「【先生】」と記された倉本氏に対するアンビバレントな感情が見え隠れしている、かな。
もっとも、私小説であることを「否定」するかのような言い回しが作中にありますが。

私小説(または私小説風)としての私的好みは、オノレそのものを洗いざらいブチまける(内容も書きようも)、例えば西村賢太です。その意味では、本作はあんまり、、、でした。

作中、「北の国から」の純 口調の独白がありました。著者の秀逸なウイットと思います(たぶん)♪

『新潮』2016年7月号

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こうの史代『夕凪の街 桜の国』

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大評判映画「この世界の片隅に」の原作者による、漫画作品。双葉社、2004年発行。

あの8月6日から10年目の広島。平野皆実(表紙の女性)、仕事と家事と淡い恋心と、ささやかながら幸せな日常。しかし
「この街の人は不自然だ」「誰もあの事を言わない」「いまだにわけが わからないのだ」、、、彼女の独白から物語は転調する。(「夕凪の街」編)

そして平成に時代は移り、東京で青春真っ只中の 皆実の姪・七波は、、、(「桜の国」編)

 

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刑事コロンボ→箱根駅伝 の至福♪

今朝は7時過ぎに目覚めて、まずは年末年始この時間にCS放送中の「刑事コロンボ」を。
ちょうど 数多ある私的メイ場面の一つ、前衛オブジェが揃った画廊、あまりにもリアリストたるコロンボにはまるっきり理解の外、「この作品のテーマは何ですか?」と指差した先にあるのはエアコン排気口だった・・・ソコだけ見届けて 8時前に駅伝に替えました。
あ、全作(第一シリーズの) ストーリーはコンプリートに頭に入っているので いちいち最初から最後まで見る必要がないのです^^;

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『幻の女』と『異邦人』の・・・

小説の書き出しで心に残るクダリ、誰しも あることでしょう♬ 作家の方々もソコに(も)とりわけ精魂傾けているだろうと思います。
訳者の「ウデの見せ所」が加わる翻訳物で、私が二つだけ挙げるなら
アイリッシュ『幻の女』の「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」

カミュ『異邦人』の「きょう、ママンが死んだ。」
です。

『異邦人』と言えば
主人公が行なったある事の理由、「太陽が眩しすぎたから」。
ところが、訳者が代わったのか新潮文庫平成26年改版ではあんまり含蓄が感じられない「太陽のせい」に変わっていました。たぶん新訳の方が原文に忠実なのだろうとは思います(フランス語ワカリマセン)。何かと語り継がれている「太陽が〜」は (原文が)名文と言うより「名訳」と言うべき⁇? 

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映画化公開中

大崎善生『聖の青春』(講談社、2000年発行)を読みました。

村山聖のそれをこそ青春と呼ぶなら、私なんぞのは青春とは到底言えないシロモノです。

↓亡き彼が竜王戦で羽生名人に勝った投了図(講談社青い鳥文庫版328ページ)。

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