2003年(原著は2002年)発行のSF短編集。表題作が 映画「メッセージ」の原作です。
地球に訪れた異星人が使う言語は、私たちとはまるっきり体系も次元も異なるモノだった。その意思疎通に取り組む女性研究者。ときおり挟まる、彼女と娘との親子の会話が共通言語にかかわらず(字面上は理解し合っていても)真意は通じていないさまが 効いている。私たちにとって言語とは何か を考えさせられる一編。
映画に登場する飛行体(↓に画像あり)が 煎餅菓子「ばかうけ」に酷似!?でも話題になりましたね。
2003年(原著は2002年)発行のSF短編集。表題作が 映画「メッセージ」の原作です。
地球に訪れた異星人が使う言語は、私たちとはまるっきり体系も次元も異なるモノだった。その意思疎通に取り組む女性研究者。ときおり挟まる、彼女と娘との親子の会話が共通言語にかかわらず(字面上は理解し合っていても)真意は通じていないさまが 効いている。私たちにとって言語とは何か を考えさせられる一編。
映画に登場する飛行体(↓に画像あり)が 煎餅菓子「ばかうけ」に酷似!?でも話題になりましたね。
数年前の筆禍事件(と言うべきか)以来、、、の佐野氏ですが
大量にして重層的な取材。その結果を淡々と ならぬ自らの世界観を前面に押し出した その視座からの ナルホドこれが佐野ブシ!と言うべき その人物評伝は、余人をもって代え難いと思います。
たくさんの氏著作の中で、今だからこそまた読む一冊として『遠い「山びこ」 無着成恭と教え子たちの四十年』をお薦めします。
無着成恭と言っても
昭和30年代生まれの私世代にとっては「教育タレント」(尾木ママみたいな?)、一世代下以下の方は「ムチャク? Who?」かもしれません。
終戦直後期、山形県の山あいの村の中学で彼が担任したクラスの文集「山びこ学校」。戦後民主主義の金字塔、と称賛されました。
本書はその当時を克明にレビュー(「逆コース」などの時代背景も含めて)した上で
生徒43人と無着の40年後(本書は1992年発行)、44人44様の「遠い『山びこ』」を描き切りました。
「戦後民主主義の金字塔」なるコトバが全面肯定だった時代は遠ざかり、今やネガティブな響きの方が強いかもしれません。戦後70年余年間は何だったのか を考えるためにも。
東京タワー大展望台にて 増上寺僧侶が福豆↓をまいてくださいました。
東京タワー大展望台(高さ150メートル)の証拠↓
帰路
もちろん増上寺そのものでも節分↓
鬼と言えば
20年以上前、会社から帰ると息子が はしかを発病していて
その真っ赤な顔を見て絵によく出てくる赤鬼を思い起こし
むかし集落中の人間がはしかに感染していたのをたまたま来たよそ者が目にしたのが赤鬼伝説の源ではないかとフト想像しました。
わが子が高熱で苦しんでいるのに少々不謹慎ではありましたけど^^;
鬼つながり↓
英国に美味い物なしとしばしば言われますが、パディントンが「入った」ある「施設」に「居る」人たちが 世の中にこんなに美味い物があったのか!ほどマーマレードに大感激するのはひょっとして英国流自虐ギャグ??
もしも ホントに「大統領似」↓だとしたら英国流毒含みユーモアのタグイかな?と。
↑が入っていた ガチャポンケース↓
英国コメディつながりの「Mr.ビーン」つながり↓
リクツ抜きで楽しめました。英国コメディつながりと言うべきか、「Mr.ビーン」的笑いどころも満載。ビーンの役どころがパディントンです。
とてもとっても可愛いパディントンだけど、いわゆる可愛チックのルックス(性格も)ではないところがまた良し。
映画館で買い求めたガチャポンのケースから出てきた↑は前作「パディントン」の愉快なシーンでした。
前作を観ていなかったとしても十分に面白いですが、共通のキャラも登場しますので できればCS放送やDVDで今作の前にご覧になることをオススメします。
パディントンのつぶらな瞳にはおよそ偏見が一切ありませんが
ロンドンの街なかで人種が共生している様子がさりげなく描かれ、威張りんぼうキャラの裁判長の見た目がトランプ大統領に似ているようにワタシには見えた(英国流ユーモア?)のと相まって、「世界の今」への控えめなメッセージも感じられた気が。
あ、リクツっぽくなりそう。このへんで。
2018年公開