ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

三田一郎『科学者はなぜ神を信じるのか』

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講談社ブルーバックス、2018年刊。

    ニュートンアインシュタイン・ホーキングら大科学者たちが「神を信じ」ていた というのはほとんどが著者の推測です。もちろん、そう推測した根拠は示されていますが。

    1944年生まれの著者は高名な物理学者にして、カトリックの聖職者。50代になったころ信仰に熱意を持ち始めた時期、旧知のノーベル物理学賞受賞者小柴昌俊氏から「三田君、宗教がないほうが世界は平和だよ」と言われました(本書終章)。
    たしかに
古来から現代に至るまで宗教の「旗」のもとで戦争や紛争が何度も行われてきた。テロという形態を含めて現在も。
    ではあるが、、、
    本書は 小柴氏の言に対する長ーい返事であるとも言えましょう。物理学を突き詰めれば突き詰めるほど 創造主たる神を信じるようになった著者からの。

    コペルニクス以降の学説が概説されています。文科系の(というエクスキューズは好きではないけど)私は、込み入った議論には深入りしていない本書でさえ、ニュートンまではすんなり理解できるけれどもアインシュタイン以降はやっとこさというレベルです。それにしてもブルーバックスって全般にけっこう難しいよね^^;

付いていた しおり↓

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カトリックの↓

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異色の朝ドラ 「半分、青い」

スズメって案外ヒネクレモノ、だよね。
今朝も、素直と善意の塊のような親友からのメールで元気づけるための言葉がベタだったのでプチ悪態をつく。という類のシーンがこれまで何度もあった(善意を素直に受け取らないときの表情もなかなか)。今朝の場合は娘のいじめ問題が発覚した大変なタイミングだったとはいえ。
天真爛漫ふうはカラ元気ぎみなのだ。
そのことをリツは知っている。先週土曜の「スズメはかなしい。どんどんかなしくなる」はそういう含意と思う。
朝ドラのヒロインはたいてい疑いなく天真爛漫(あまちゃんは最初ヒネクレモノ的だったが、実は天真爛漫だった)。だから「半分、青い」は、葬式シーンや離婚もさることながら、異色。

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「父と息子」という観点から

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父と息子の確執は誰であれ多少の差はあれ古今東西変わらぬモノ。

孝明→明治→大正→昭和→今上→

私なぞとはモチロン何から何まで共通しませんが、「父と息子」たることそのものだけは同じです。そしてたぶん、父に対するアンビバレントも。

本や報道をそういう目で読んだり見聞きしたりすると「アンビバレント」が所々読み取れる気がします。

史料が比較的豊富な孝明天皇以降に関して、この観点に的を絞って考察した本ないかなあ。

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↓これもまた「父と息子」の物語でもある。

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「一度うどんを食べたヤツは〜」けさ再び(「半分、青い」)

律(とスズメ)の発明品を盗もうとした有田哲平にスズメが。

3ヶ月前のとき↓は一瞬なんのことやら分からなかったが、今朝は ちばてつやが描いた「マンモス西」画像が入った。

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今朝の「半分、青い」

小西真奈美扮するグリーン大好き起業家による、緑色の食パンが大ヒット。

齢アラカンのワタシなぞは、カビの生えたパン

を思い出して絶対にノーサンキューだけど、今どきはそないなモノを目にしたことがないのかな。

・・・ということも、ワタシと同年代の脚本家さんは含意しているのかも。

2011年2月になったね。もうすぐ311、どう展開するのか。

ここ1ヶ月ほど、アラフォーに見えるかと言えば演技もルックスも うーん だけど。

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新宿中村屋精神!

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f:id:miyashinkun:20180915110505j:plain「力まん」、見た目からして力つきそう。いわゆる温泉饅頭の2倍半ぐらいの大きさ。中はこしあん。昼メシを食べる時間がほとんどなかった昨日、おにぎり1個+コレで午後をしのげました。やっぱり力がついた気がします。

↓やはり創業者は社会意識が高かった。 

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212キロvs97キロ

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倍以上の体重差で対戦、相撲の面白さの一つ。今場所4日目 十両取組。

しかも勝ったのは半分以下の炎鵬なのだから ますます相撲は面白い。八艘飛びさながらの立合い変化で はたき込み。

新十両だった3場所前は負け越して幕下に陥落していた炎鵬。今場所再昇進。 

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西洋人中国人韓国人etc世界から

ここ10年間ほど観光地に行っていませんでしたが、今年は京都と奈良と箱根に旅行する機会に恵まれて

海外からのお客さん激増!を大いに実感できました。

8月の奈良 

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5月の京都 東福寺の青もみじ

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9月の箱根 ホテルから芦ノ湖を望む

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ドナルド・キーン『明治天皇』

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公式記録『明治天皇紀』を軸に膨大な文献に基づく、大部の作。2001年刊行。

生まれた時から天皇たる(天皇になる→天皇である)人生。それは他の誰も絶対に経験できない。明治という時代ー封建体制からいわゆる近代化へ大激変ーに天皇であった その人生、、、「天皇は自分に対して厳しい人間で、めったに好き嫌いを見せることがなかった。暑さ、寒さ、疲労、空腹など普通の人間を悩ます類のことで天皇が不平を洩らしたことなど絶えてなかった。天皇は、ほとんど不自然なまでに何事に対しても平然としていた。」

明治天皇の人物評伝だけの書ではない。明治という時代における政治(内政・外交)の意思決定→遂行ドキュメントである。そして、政治について深掘りするためにも 天皇を初めとして意思決定に深く携わった人物が浮き彫り(プラス面もマイナス面も)にされた。岩倉具視大久保利通西郷隆盛伊藤博文等々も。明治維新の37年前、父・孝明天皇の誕生から始まる本書。幕末期のそれにもたっぷり紙数が費やされている。

硬い本の部類に入るが、文章も内容も読みやすく分かりやすく ドンドン読み進めるほどに面白かった。

 

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