ニュートン・アインシュタイン・ホーキングら大科学者たちが「神を信じ」ていた というのはほとんどが著者の推測です。もちろん、そう推測した根拠は示されていますが。
1944年生まれの著者は高名な物理学者にして、カトリックの聖職者。50代になったころ信仰に熱意を持ち始めた時期、旧知のノーベル物理学賞受賞者小柴昌俊氏から「三田君、宗教がないほうが世界は平和だよ」と言われました(本書終章)。
たしかに
古来から現代に至るまで宗教の「旗」のもとで戦争や紛争が何度も行われてきた。テロという形態を含めて現在も。
ではあるが、、、
本書は 小柴氏の言に対する長ーい返事であるとも言えましょう。物理学を突き詰めれば突き詰めるほど 創造主たる神を信じるようになった著者からの。
コペルニクス以降の学説が概説されています。文科系の(というエクスキューズは好きではないけど)私は、込み入った議論には深入りしていない本書でさえ、ニュートンまではすんなり理解できるけれどもアインシュタイン以降はやっとこさというレベルです。それにしてもブルーバックスって全般にけっこう難しいよね^^;
付いていた しおり↓
カトリックの↓