ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

ラグビー🏉ワールドカップ日本大会開幕間近1 来月の今日

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私は50年来、両フットボール ⚽️とともに🏉の大ファン。

来月9月20日の開幕戦日本対ロシアを初めとしてワールドカップ日本大会を14試合 見に行きます!

ラグビーに関する過去記事↓

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「天安門事件」は再び起きるか? 香港は?

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今年の大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した安田峰俊著『八九六四 「天安門」は再び起きるか』(2018年5月刊行)を読んだ。
メインタイトルの「八九六四」は軍が民衆を鎮圧した天安門事件の日付1989年6月4日の意。
サブタイトルの「『天安門事件』は〜」は①中国で大規模な反政府運動が再び起きることはあるか ②それに対する鎮圧は再びあるか、の二つの意味になる。
①について、直接間接さまざまな形で1989年天安門に関わった数十人(運動のリーダーだったウアルカイシ氏と王丹氏を含む)に安田氏は当時とその後についてインタビュー、各種ファクトも併せて考察した結果、少なくとも近い将来までの中国本土では起こりえないだろうと見る。民衆にその動機が希薄であり、当局の締め付けが徹底しているという両面からである。したがって②も起こらないことになる。

しかし香港特別行政区では?と思わせる現在の情勢。

headlines.yahoo.co.jp 

mainichi.jp

香港で、①、そして②は?
それを考える上でも『八九六四』は大いに参考になる(香港の活動家5人にもインタビューしている)。
現下情勢について安田氏はツイッターで積極的に発言しているようである↓

安田峰俊| 新刊準備中 (@YSD0118)さんはTwitterを利用しています

『八九六四』にもその名が出てくる、中国反体制芸術家のドキュメンタリー映画

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秋の虫とセミの合唱

立秋5日後になって きのう夜中、秋の虫が聴けました。
同時にセミも鳴いていました。秋の虫とセミの合唱はここ数年の現象です。夜が更けてからセミが鳴くことは、温暖化→夏の激暑化以前にはなかったと思います。季節感という言葉が死語になりそうな⁇

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4大進学率男女差

headlines.yahoo.co.jp

    今春の四年制大学進学率は男が56.6%、女が50.7%でその差が過去最小の5.9ポイント↑

    武庫川女子大学教育研究所がまとめた表↓から男女差の推移をみると、

1970年20.8ポイント、1980年27.0ポイント、1990年18.2ポイント、2000年16.0ポイント、2010年11.2ポイント。

    言うまでもなく進学に限らず人生の進路は個々人それぞれの選択である。

    そのことを逆から言えば個々人の選択を阻害するバリアが社会にあってはならないが、かつての大きな男女差は「女が4大に行くなんて」という社会的「圧力」や4大女子は就職に不利という社会的現実を踏まえなければ説明がつかないであろう。

    2005年に日経新聞に連載されて一世を風靡した 渡辺淳一氏性愛文学の極めつけとも言われる小説『愛の流刑地』での40歳代男性主人公の独白「女は短大卒がいい」に、後輩社員の4大卒女性が大憤慨していたのを思い出した。

http://www.mukogawa-u.ac.jp/%7ekyoken/13-18.pdf

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なんで「戦場」などと言うのかなあ

www.sponichi.co.jp

慶事にイチャモンつけるつもりは毛頭ありません。

小泉進次郎氏「政治の世界って、私からすれば戦場。」
いつ選挙があっても対応できるように!としばしば国会議員たちが「常在戦場の心構え」と口にするのを、いつも どうかと思っています。先頭に立って平和を守りかつ創り上げるべき(ですよね?)国会議員が、戦争肯定の意味合いはないとはいえ比喩としてアッサリ「戦場」とはいかがなものでしょうか。言わんとすることを表す言葉は他にいくらでもあるでしょうに。

一部を切り取ってではないことを示すために、「〜戦場。」に続く小泉氏の言を転載します↓
「いつ、命を落とすか分からない。常にどこかこわばって緊張感を持ち、警戒心を解かず、寝るときもいつも鎧(よろい)を着たまま寝ているというかね。そういった環境がずっと続いてきた中で、不思議と彼女といると、この場所は『鎧を脱いでいいんだな、武器を置いていいんだな、無防備でいいんだ』というふうに思えた。」
↑例えとしての「戦場」を続けています(しかも観念的な)。微笑ましいノロケと感じられる向きもあるだろうと思います。だけど私はノロケだけで済まされないのではと思います。理由は前段で述べた通りです。次次代のリーダーと目される氏だからこそでもあります。
(「ノロケ」の部分は70余年前の「銃後の守り」を連想させる、とまでは言いませんが。)

 

創作ショートショート『私のカブトムシ』

   小ぶりの水槽に三分の一ほど土が盛られていて、その中にカブトムシの幼虫が一匹いるというのである。四半世紀前の6月、掃除道具を探しに行った近所のホームセンターで目に飛び込んできた。オスかメスかはわからないという。私は子供の頃から大の昆虫好き。息子の情操教育のためと称して、ワンコインで買い求めた。結局、息子が興味を示すことはなかった。

   今か今かと私だけがワクワクしていた7月終わりのある朝、とうとう成虫が姿を現した。オスだった。すばらしく立派なツノである。さっそくキュウリの切れ端をあげた。

   ところが、翌朝はメスがいた。メスとてツノこそないもののなかなかの見映え、まずはキュウリをあげた。だけど?

   数日間、朝オスがいる→夜になると土に潜る→翌朝メスがいる→ を繰り返した。

   ??? 一匹のはずである。それともサービスあるいは間違いでオスメス二匹がいたのだろうか。そして何か生態上の理由で一匹が地上にいる間一匹は地中にいるのだろうか。

   意を決して日曜日に4時起きした。

   やがて土からツノが突き出てきた。ん?昨日もオスだったが。

   すぐに全身が地上に現れた。何度見てもカッコいいフォルムだ。

   空が明るくなりかけたとき。

   わずかに上体を起こして、両前足でツノを外した。

   たしかに一匹だった。

「この世界の片隅に」今夜NHKで放映

www6.nhk.or.jp

いろんなことを考えさせられる作である。
8月15日「例の放送」のあと呉の町なかで ある旗がはためく一瞬のシーンからは、戦争で日本の庶民は酷い目に遭ったことと併せて、日本が「進出」した国々の庶民は?と思いを至らすことができる。

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『蜘蛛の糸』の著者を漢字で書け

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という問題が 中一国語の期末試験で出たとき「芥」の字が分からず 先生が見間違えて◯を付けるのを期待して(セコいチュウ坊)、茶川龍之介と書いたものです。モチロンXでした。

(「龍」は書けた。龍虎という力士がいたので。私は小学校低学年から相撲オタク。だから、「鵬」やら「麒麟」やらの難漢字を当時スラスラ書けた。)

その先生は 私が好きだった数少ない一人(私を嫌いだった先生はおおぜい いたろうが)、東京都世田谷区立中学の松本先生です↓

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NHKから国民を守る党の政見放送

   YouTubeで見てみた。
   候補者に大卒はほとんどいないとのことで「非エリート」にして「反エリート」たることを後半で強調していた。100万票近く集めたのは、例えば東京選挙区でリベラルを標榜する政党から落選した候補者たちが「東大法学部」「JAXA」「朝日新聞」を前面に押し出していたこととの対比においてというようなことなのであろうか。朝日新聞を「リベラルの象徴」とみる向きもあれば「エリートの象徴」とみる向きもあるということにリベラル政党なればこそ鈍感であってはならないし、リベラル政党なればこそ かの党がなぜ100万票近く集めたかを真剣に考察してほしい。
   それにしても政見放送の内容はどうかと思う。冒頭、ある個人的な行動への糾弾を連呼していた。百歩譲っても、少なくともその行動の法的問題点を示した上でなければならない。言うまでもなくlawmaker(議員)たらんとするならば「道徳観」より法を言動の基準にすべきである。
   受信料を払っていないと明言していたが、それならそれで不払いの法的正当性を論じ立てるのがmustである。法を度外視と同義になる「踏み倒しています」とも表現して、支払わずに済む「方法」を「指南」するだけだった。NHKに対する意見はあってしかるべきだが、lawmakerなれば法を議論せずしていいはずがない。

鳥と蝶の飛び方は全然違うよね

m.youtube.com

鳥↑と蝶↓を比較すると一目瞭然。

www.youtube.com

鳥と違って蝶は両羽各々をほぼ180度開く。 だから、幼稚園や保育園のお遊戯で「ちょうちょ ちょうちょ」と両腕をヒラヒラさせるのはゲンミツにはマチガイ。

  

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不確かな^^;歌の記憶

♪め◯らの男は静かに見てる
自分の似顔絵 描いてもらって
似てるとひとことつぶやいている♪

「盲目のシンガーソングライター長谷川きよしの歌の一節で、中高生の頃ラジオで何度か聞いて強く印象に残っている」と何度も人に言ってきました(◯=く なので今は放送できないでしょうね)。
長らく題名を思い出せないので調べてみたら‥‥
「『自己嫌悪』 作詞・作曲・歌 井上陽水」でした。
長谷川きよしは作詞も作曲もなんにも関わりがなく、全く無関係のようです。
盲目のシンガーの歌と思い込みしかも「だから」印象深い、とはいかにもステレオタイプ的でお恥かしい。

この歌は陽水のアルバム『氷の世界』に入っていたとのこと。
当時このアルバムは好んで聞いたものです。ラジオで聞いていたという部分も怪しくなってきました。
同級生と昔話をしていてディテールがかみ合わないのもむべなるかなといったところです。

米国らしい?らしくない?

www.bbc.com

 「人種のるつぼ」「サラダボウル」いずれも死語なのかもしれないが、多様性をなにより尊重するハズの米国。他ならぬ大統領が差別発言としか言いようがない言を繰り返し、その大統領に40%もの支持者がいるとは、米国らしくない、いや米国らしいのか?50年前にルポ『アメリカ合州国』を著して「自由の国アメリカも真実なら 苛烈な人種差別も真実」と書いた朝日新聞記者がいたが↓ 

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40%の固い支持があれば、棄権者がいるので、確実に当選できる。選挙のプロはもちろん先刻承知だろうけど、あからさまに戦術としているのは歴代初めてだろうと思う。
日米安保体制についても ちゃぶ台返し

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トランプ大統領は究極の不確実性⁇

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矢部宏治『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』
   条約、法律、日米の公開文書、首脳を初めとした日米の政治家や軍人の発言。第二次大戦末期からのそれらを著者は整合的に読み解いて、終戦から現在に至るまで日本の軍事主権≒国家主権は米国に奪われている、と前著『知ってはいけない1 隠された日本支配の構造』と併せて矢部氏は結論づけた。論証しえていると思う。その上で、私が一つ疑問と言うか矢部氏の意見を是非知りたいのはトランプ大統領の存在についてである。
   「日米安保体制は日本を守るためでは全然なく、ひとえに米国世界戦略のため」と矢部氏は主張。「日本を守らない」はともかく、「米国世界戦略に資する」は政治的ポジションにかかわらず多くの識者がもとより述べてもいる。ところが、歴代大統領で初めてであろう、トランプ氏は「米国世界戦略」を等閑視して「日米安保は米国が一方的に日本を守っているだけ」と何度も強調している。日本に対する軍事「貢献」要求はこれまでも米側からあったが、それは日米安保の維持強化を図るスタンスであった。いわばオモテの議論をひっくり返すようなトランプ氏の言。どう理解したらいいのか。日米安保が方向転換されることになるのか、そういうことではないのか。
   トランプ氏は2016年の選挙中から一貫して主張している。2018年11月発行の本書で言及してほしかった(2017年7月発行の前著でも言及なし)。

前著について↓

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