ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

映画

空飛ぶ赤ちゃん象

www.disney.co.jp 公開中の映画「ダンボ」実写版を観た。ワタシ動物大好き^^; リクツ抜き! 楽しかったあ♪ (ちょっとだけリクツ。ディズニーらしくと言うべきなのであろう、所々にインクルージョンが散りばめられていた。)ウチの仲間たち↓ 3年前のディズニ…

わがイチオシ安藤サクラ

先週NHK「あさイチ」で安藤サクラのトークコーナーがあり、主演している朝ドラ「まんぷく」についていろいろ語っていた。彼女が監督に意見を言って採用されたことが一度ならずあったもよう。私が感じていること↓がやはり当たっている!? miyashinkun.hatena…

映画「運び屋」を観て

wwws.warnerbros.co.jp メディア情報によって私たち観客はあらかじめ、90歳の老人が麻薬の運び屋になるというインパクトの大きい話と知っている。しかも88歳の名優クリント・イーストウッドが演じる、と来ればどれほどドラマチックだろうと期待する。 家庭を…

アカデミー賞外国語映画賞「ローマ」を観て

www.netflix.com 作品賞では?の前評判も高かった作です。タイトルはイタリアの首都ではなくメキシコの地名。 飼い犬の行動がとっても自然でした。とりわけ飼い主がもうすぐ帰宅することを音や気配で察知して玄関に向かってピョンピョン飛び跳ねての「おかえ…

映画「グリーンブック」追記2

この映画は50余年前の実話に基づいている。1960年代の南部における黒人差別は朝日新聞本多勝一記者のルポ『アメリカ合州国』等で(暴力的なまでの「保守性」は映画「イージーライダー」等で)知り得ていたが、半世紀やそこらで人々の意識から偏見が払拭され…

映画「グリーンブック」追記

作中エピソードの一つ一つが差別や偏見について考えさせられる。トニーがシャーリーのピアノを初めて聴いて魅了された時の「黒人とは思えない」との感想は、自分で気づかない偏見丸出しの類。トニーの名字は発音しにくいので人に紹介するときの呼び名をシャ…

アカデミー賞作品賞「グリーンブック」を観て

gaga.ne.jpw 1962年、ニューヨークのカーネギーホール二階で豪華な部屋(「城」)に住む天才ピアニストの黒人シャーリーが米国南部で演奏ツアーを行なう。運転手兼ボディガードに雇われたのがイタリア系の無学で粗野なトニー。何から何までかけ離れた二人だ…

「シーン演技賞」を!

キネマ旬報ベストテンに日本アカデミー賞と、「万引き家族」での凄演で主演女優賞を総ナメにした安藤サクラ。私は、もし「シーン演技賞」のようなものがあれば、外は夕立の夏の日のリリーフランキーとのあのシーンに対して贈呈したい。夕立の描写がまたよか…

「女王陛下のお気に入り」アカデミー賞主演女優賞

www.foxmovies-jp.com 3女優の競演、凄かった。 主演オリヴィア・コールマンがアン女王役。昼も「夜」も女王最側近のサラをレイチェル・ワイズが演じる。 没落貴族の出で宮殿の召使からスタートするアビゲイル役のエマ・ストーンは、どうやら「頑張り屋さん…

映画版「砂の器」

言わずと知れたシリアス100% コメディ要素皆無の本作ですが1974年制作の「砂の器」映画化を観たとき、渥美清が登場したとたんに館内が爆笑に包まれたものです。まさに、出てきただけで面白い稀有な役者ですね(モチロン寅さん的コミカルな演技は一切しません…

「カメラを止めるな!」が選外とは!? キネマ旬報ベスト・テン

www.kinenote.com これほど専門家と一般が乖離しているのも珍しいかも。映画評論家や映画記者たち100人以上の投票によって決する、定評と権威ある「キネマ旬報ベスト・テン」↑。「カメラを止めるな!」が10位までに入らないとは、(私を含めた)少なからぬ映…

映画「眠る村」

知る人ぞ知る?ポレポレ東中野に、初めて行きました。いわゆるミニシアターです。 観たのは、東海テレビ 2018年制作の「眠る村」。名張毒ぶどう酒殺人事件の確定死刑囚は冤罪だったとの立場からのドキュメンタリーです(↓は映画チラシ)。 事件が起こったの…

安藤サクラ 3度目の主演女優賞

headlines.yahoo.co.jp わずか6年の間(産休期間を含む)で キネマ旬報主演女優賞3度目。「かぞくのくに」のときと「百円の恋」のときと今回は「万引き家族」で。 miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com 朝ドラ…

映画「卒業」のラスト考

1967年制作の「卒業」。言わずと知れた、アメリカンニューシネマ代表作の一つ。サイモン&ガーファンクルの名曲もあまりにも有名ですね。私なぞが今さら言うべきことはないのですがラストで、ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)が結婚式中のエレイン(キャ…

映画「横道世之介」

たまにしか行けない旅行はまず計画を立てるのが楽しいように、私は映画館で観るのが年10〜15本なのでドレにするか検討するのが楽しい。 だけど後年テレビで見てコレは観に行くべきだったと思うことがままある。先日BSで見た、2013年公開「横道世之介」も。こ…

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観て

タイトル通りの映画でした。クイーンの大ヒット曲タイトルだからそう言うのではなく、フレディマーキュリーがボーカル・作詞・作曲だからというのでもなく、まさにフレディマーキュリーというボヘミアンの物語(ラプソディ)だったからです。 この映画につい…

映画「パッドマン 5億人の女性を救った男」2018年公開

www.padman.jp インドの「伝統社会」に在る因習や男尊女卑がキーになっているが(描かれた時代は今世紀ゼロ年代)、決していわゆる社会派映画ではない。インド映画は楽しさてんこ盛り、と聞いたことがあるけれど まさにその通りだった。サクセスストーリー(…

わが映画記事48件の

www.hotchillireviews.net miyashinkunこと私の映画記事の とても見やすい一覧をつくってくださいました↑。ジャバ・ザ・ハットリさんがつくられた 素敵なサイト「ホット チリ レビューズ」において、です。 ハットリさんご自身による、サイト作成のお知らせ…

⚾野球人落合博満氏は映画通

著者は打者として三冠王3回、監督としてリーグ優勝4回。そんな⚾️戦士の休息は映画です。 少年時代から観てきた数々の映画作品を題材にした一冊。 ジェームズ・ボンドには「上背のある恰幅のいい男が適している」。「背中を少し丸めて銃を構えた時のシルエッ…

「華氏119」は反トランプの映画だが、かえって・・・

gaga.ne.jp タイトルの119は、トランプ氏が大統領選挙に当選した一昨年11月9日の意味。911テロを表わす ムーア監督作タイトル「華氏911」のもじりでもあり、そもそも 近未来の圧政国家を描いた「華氏451度」のもじりでもある。トランプ政権への初審判とも言…

『寅さんとイエス』

米田彰男著、2012年発行、筑摩書房。映画「男はつらいよ」が大好きで、宗教に敬意を抱いている私はタイトルに惹かれて読んでみました。寅さんの台詞と聖書のイエスの言葉から著者が見出した共通性について考察する内容です。親鸞から遠藤周作までさまざまな…

『沈黙』 小説と映画化

江戸時代初期キリシタン禁制下の長崎を舞台にした遠藤周作の代表作。去年公開されたイタリア系スコラッシ監督による映画化は原作にきわめて「忠実」だが、大きな「違い」もあった。キリシタンへの拷問や虐殺シーンが映像にすると文章で読むよりはるかに残虐…

「男はつらいよ」毎週土曜夜

BSテレ東で先週から、毎週土曜夜「男はつらいよ 誕生50年」と銘打って全作放映が始まりました。明日の2作目から7作目ぐらいの初期作は公開間隔がひと月やふた月やみ月といった具合で、スケジュールが合わなかったのだろう妹さくら役の倍賞千恵子がほとんど出…

ドキュメンタリー「“樹木希林”を生きる」で

もう一つ、!だったのは 「万引き家族」の当初脚本ではキモ中のキモの人物造形で説得力が乏しく 出演者の樹木希林からそれを指摘された是枝監督がヘタ打ったとの表情で「考えます」。上映された完成脚本に修正した、と。 案外? やっぱり? 是枝監督って大き…

あのミヨちゃんが!?

亡き樹木希林に昨年から今年にかけて密着したNHKドキュメンタリー「“樹木希林”を生きる」が昨夜 放送されましたが、その中で 浅田美代子主演映画↓をプロデュースしていた、と。40余年前テレビドラマ「時間ですよ」で共演して以来「親代りを担ってきた」浅田…

寅さん22年ぶり「新作」楽しみなような そうでないような

headlines.yahoo.co.jp 49作目にカウントされるのは 渥美清没一年後に制作された「特別編」です。 miyashinkun.hatenablog.com

話題の「カメラを止めるな!」を観ました。

「予備知識なしで!」と言われている通り、一切の予備知識なしで観るべき映画です。私はほんのちょっとだけ予備知識を入れてしまっていたので些か後悔。というわけで、↓に具体的なネタバレは書いていませんが まだご覧になっていない方は以下をお読みになら…

好きな 映画のタイプ

①分かりやすくて 浅い ②分かりやすくて 深い ③浅いのに 難しい ④深くて 難しい と強引に4分類するとしたら、、、④は一生懸命に観るけど ちとシンドイ、①は観なくてもよかったという気持ちになっちゃう、③は問題外。やっぱり私が印象深い映画はたいてい②です…

映画「男はつらいよ」全48作

☆寅さんシリーズ1969年~95年公開☆ 「男はつらいよ」シリーズ全48作をなんども見ているが、わが息子が社会人になってから「分かった」ことがある。 寅さん。「高嶺の花」に次々と惚れまくるわ、正業にはつかないわ、たまに実家の団子屋の店番をしても注文…

映画「ワンダー 君は太陽」を観て

10歳の少年オギーは遺伝子の疾患により、いわゆるユニークフェイスだった。学校には行かず自宅で温かい家族と「オギーは太陽、父母と姉は惑星」として穏やかに暮らしていたが、勉強を教えていた母(ジュリア・ロバーツ)の決断により新年度から5年生に編入す…