行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

戦後70年の昨年 読んだ本④

高橋弘希『指の骨』新潮社、2015年

 

大戦末期、南太平洋の島の野戦病院

「私」たち重傷者の無為無為な日々。そして マラリヤで次々と命を落とす。

21歳の「私」と親しかった同年代の者たちは 皆、戦闘で 野戦病院で、死んだ。

ある日突然、敗走が始まる。凄惨 という言葉ではあまりに軽すぎるほどの、、、

 

昨年1月に発表された芥川賞の 候補作。

ワタシ的には受賞作(『九年前の祈り』)よりこちらに一票かな。

 

声高に反戦を訴えるのではない、優れた反戦小説たり得ていると思いました。