清水正義『東京裁判論争をめぐる50問50答 戦争責任とは何か』かもがわ出版、2008年
「50問50答」と言っても
トリセツ「よくある質問」的な知りたいコトだけ見れば、のシロモノではありませぬ。
1ページ目から通して読むべき 一問一答仕立ての論考です。
著者の清水教授はドイツ現代史専攻だけに 両大戦後のドイツ「戦後処理」に関して多くの紙数を割きつつ
戦争責任とは何か、戦後補償とは何か を223ページにわたって考察しています。
やや雑かな?という気がしないでもない議論も少々混在していますが
オノレの頭で考える手がかりとしてオススメします。
書店で手に入れるのは あるいは難しいかもしれませんが
たいていの図書館にはある(たいてい予約なし^^;)と思います。