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行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

戦後70年の昨年 読んだ本⑩

朴裕河『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』朝日新聞出版、2014年。

日本語書き下ろし版。(著者は日本で 大学を卒業し、大学院を修了している。)

 

大日本帝国による植民地化が(戦争が、に非ず)もたらした負の構造であった(「帝国の慰安婦」)という大前提の上で、

彼女たちを「連れて行った」業者(彼女たちの同胞もいた)の「罪」も等閑視してはならない、、、

「支援」者の「強制された少女」という「記憶」も 「否定」者の「自発的な売春婦」という「記憶」も(それに類するような例外はあったにせよ)植民地支配のもとでの現実(=構造)とはほど遠い、、、

 

まさにタイトル通りの内容と言える。

であるだけに、著者は自他共に認める孤独な闘い。

本書韓国版は 彼女たちの支援団体などからバッシングを受けた。

むろん、「日本はいいこともした」的な「否定」派(の一部)から 「敵の敵は味方」とばかりに支持されようはずもなく。

 

 

著者が起訴されたとのニュース。

 

日本語版を読む限り、言論の自由以外のなにものでもないと思うけどなあ。