行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

ゲゲゲの人生哲学

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水木しげる『人生をいじくり回してはいけない』日本図書センター、2010年

一見 いわゆる自己啓発本かのようなタイトルですが、「いわゆる自己啓発本」ではありません。言わずと知れた『ゲゲゲの鬼太郎』の漫画家である著者の 人生観を端的に表す文を引用します↓
「『幸せ』なんて言葉はないほうがいい」 「そんな言葉があるから、人は」「もっと幸せになりたいと叫ぶ」 「本当の幸せとは、叫んだからといって手に入るものでもない」。
「努力は人を裏切るということも知っておくことです」 「それでも、好きなことに情熱を傾けている間は、きっと幸せの空気が漂っている」。
とりわけ、「生きられるのが当り前なら、腕をなくすことは重大かもしれないが、生か死かで死のほうが多いと、腕の一本や二本なくたって生きたほうがいい、とこうなる」 ※従軍したラバウルで左腕を失った。
そしてタイトルの「人生をいじくり回してはいけない」 。