行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

佐藤航陽『未来に先回りする思考法ーテクノロジーがすべてを塗りかえる』

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私が入社した80年代初めにはコピー機が部署ごと一台はなく、ファクス機は(私が知る限りの部署には)まだなかった。30余年後の今や それらをハイテクと思う人はいないだろう(テレックスとかも)。
80年代後半からゼロ年代にかけて製作された映画『釣りバカ日誌』シリーズでは建設会社の部署に一台だったパソコンがデスクに一台になり、ブラウン管が液晶になり。

テクノロジーの発展、たとえば蒸気機関が実用化された時代にも速まり、たとえば戦後日本で家電「三種の神器」が普及した頃にもいっそう速まったが、常に速度をドンドン増し、今後は一段と(どころでなく)加速するだろう。本書で論証された通り。
昨年8月に刊行された本書の話のマクラで「IOTが騒がれ始めた」旨書かれているが、一年も経たない今ではフツーに言われるようになり。

著者29歳での書。我がハタチごろに読んだ『テロルの決算』が沢木耕太郎31歳の書だったとき以来の驚きかも。驚きの質は違えども量は同じぐらい。