行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

『幻の女』と『異邦人』の・・・

小説の書き出しで心に残るクダリ、誰しも あることでしょう♬ 作家の方々もソコに(も)とりわけ精魂傾けているだろうと思います。
訳者の「ウデの見せ所」が加わる翻訳物で、私が二つだけ挙げるなら
アイリッシュ『幻の女』の「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」

カミュ『異邦人』の「きょう、ママンが死んだ。」
です。

『異邦人』と言えば
主人公が行なったある事の理由、「太陽が眩しすぎたから」。
ところが、訳者が代わったのか新潮文庫平成26年改版ではあんまり含蓄が感じられない「太陽のせい」に変わっていました。たぶん新訳の方が原文に忠実なのだろうとは思います(フランス語ワカリマセン)。何かと語り継がれている「太陽が〜」は (原文が)名文と言うより「名訳」と言うべき⁇? 

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