氏の本にしては珍しく一か月ほども図書館予約待ち。氏はエッセイで 図書館利用の読者に罵詈雑言を浴びせているにかかわらず、全作読んでいる私は一冊も買っていません。それこそ氏のファンらしい と自任する次第!?
いつもながらの(と言うか 知る人ぞ知る、と言うより 知っている人だけ知っている^^;)北町貫多(≒西村賢太)主人公の私小説なるも
いつもながらの(と言うか〜以下略)テイストとはチト違い
全4編、バイオレンス(とのカタカナ言葉のような上等なシロモノではないが)皆無で
小説を「何んの為に書いているのか」(原文ママ)をツラツラ自問し続ける「静かな」展開。出色の出来と思しき4編目の ラストで、その「答」に至ります。
そこはかとないユーモア(と言うほど、これまた上品ではないが)と文章のテンポ良さは、いつもながら♪