著者の十津川警部シリーズを通勤電車の伴としていたのは私ばかりではないであろう。
そんな1930年生れの著者が、戦時中および敗戦後の心の揺れを振り返り、戦後72年後の今にしてどう思うかを綴った一冊。
私の父が著者と同い年。終戦の年に「志願」して、著者は陸軍幼年学校に、父は海軍に入った。戦争がもう少し続いていたら、、、私たちが十津川警部を読むことはなかったかもしれないし 読む私がいなかったかもしれない。
通勤電車の友をモノした著者だけに、文章はとても読みやすい。
ティーンエイジャーも おおぜい戦死↓