今年1月 講談社から発行された短編集『夜更けの川に落葉は流れて』です。
西村作品のタイトルは、表題作のように内容とミスマッチな文学的趣深いのと 収録作「青痰麺」のように内容通り嫌悪感を覚えさせるのがありますが
いずれにしても 主人公・北町貫多(≒西村賢太)これでもかこれでもかの品性卑しさに変わりありません。これまたミスマッチ的な ユーモアらしきモノもいつも通り。本作の3編は貫多(≒賢太)、主に20代のときです。
「品性卑し」と書きました↑が
しかしながら、はたしてホントにそうか?↓
もし二人が「交錯」していたら罵詈雑言を浴びせ倒し合っていたであろう、ある意味 西村賢太以上(以下と言うべきか)に毀誉褒貶が激しい私小説家だった夫・車谷長吉を詩人・高橋順子が回想↓