行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

ジョージ・オーウェル『象を撃つ』

オーウェルのエッセイ『象を撃つ』を読みました。(『アンソロジー人間の情景8 動物との日々』文春文庫 に収録。)
 
彼がビルマの植民地警察に勤務していたとき 象と「対峙」したある体験が綴られています。付されている、「彼自身の階級とそのモラル に対する切実な批判精神」との紹介文がキモを言い得ている一篇。まだ20代のころだったとは言えオーウェルほどの知性でも有色人種蔑視から自由ではなかった(それに対する「切実な批判精神」もモチロン読み取れるが)ことに !でした。
 
「象を撃った」出来事に直面したようなときの葛藤が のちの2作↓につながっているのか、とも考えさせらました。