行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

全作読んでいるハルキ長編の一作。2013年刊。

タイトルの「色彩を持たない多崎つくる」には、「文字通りの意味」と「もう一つの含意」が。
「文字通りの意味」は8ページ目ですぐに明らかになる。(そして彼が関わるのは皆「文字通りの意味」での「色彩を持つ」人ばかりだった。ただ一人を除いて。)
本作は「もう一つの含意」をめぐるストーリー。
 
ハルキ小説を読んでいていつも思うのですが、英訳しやすそうな文章だなと(例えば本作4ページ「強風に襲われた人が街灯にしがみつくみたいに、彼はただ目の前にあるタイムテーブルに従って動いた」)。ノーベル賞有力候補?なのもむべなるかな⁇?
英訳しやすそう≠うつくしい日本語文学、という気がしないでもないけど。

 

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