行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

山崎朋子『サンダカンまで わたしの生きた道』

昭和7年(1932年)生れの著者が『サンダカン八番娼館』を出版した昭和40年代までの自伝です。朝日新聞社 2001年刊。

読んでいろんなことを考えさせられたが
一つあげるなら、昭和20〜30年代の女性の「生きづらさ」。
モチロン著者は犯罪被害者(強く憎むべき種類の犯罪の)であったなど「波瀾万丈」の個別性があるのは確かだが、この時期の女性全体に通じる普遍性もあると言って過言はないだろう。
女性に選挙権がなかったり旧民法で妻は「無能力者」だったりの時代から10年や20年で人々の(男性の)意識がそうそう変わるはずもなかっただろう、と思う。して今は?とも思う。女性の被害に向き合うよりもまず、ハニートラップだのナゼ家に行ったのかだのと言い立てるヒトが(いまだに少なからず)いる今は はたして。

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