行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

映画「ワンダー 君は太陽」を観て

10歳の少年オギーは遺伝子の疾患により、いわゆるユニークフェイスだった。学校には行かず自宅で温かい家族と「オギーは太陽、父母と姉は惑星」として穏やかに暮らしていたが、勉強を教えていた母(ジュリア・ロバーツ)の決断により新年度から5年生に編入する。通い始めた学校で生徒たちから、好奇の目、いじめ、無視に直面。その影響で家族の間にも波風が立つ。しかしオギーの人としての魅力に同級生たちは次第に気づき、、、それにつれて以前よりもいっそう家族愛溢れる日々も戻る。

寄る年波により涙腺脆弱化とはいえ 何度も決壊。やっぱ映画は分かりやすいがイチバンと言いたくなる。
だから あと味も最高!と言いたいところだけど、私の気持ちには僅かに刺さった小さな棘が。
オギーに陰湿ないじめを繰り返した同級生ジュリアンのこと。停学処分を受け、ややステレオタイプぎみ嫌~な感じの親に転校させられる。
ここは「分かりやすさ」を徹底して日本のいじめストーリーにおける「お約束」のように、深く反省→心から謝罪→被害者の許し、と進んでほしかったなあ。あ、ひょっとしたらアメリカ的にはそれは「お約束」ではないのかしらん。(停学を言い渡した校長には反省の意を示していたが。)
父母と姉、オギーの親友になったジャックや姉の親友ミランダ各々の心のひだも丁寧に描き込まれていた。
とりわけ 高校一年の姉が出色。夕食のとき入学直後のオギーに学校生活について聞こう聞こうとする父母。3人が席を立ったあと 愛犬に向かって「私にも聞いてよ」と呟く。その頃、ミランダとの軋轢で悩んでいた。
父母から呼ばれ続けていた「世界一手のかからない子」の枠から少しでもはみ出そうと演劇クラスに飛び込む。何ヶ月も稽古を積んだ発表会でミランダの「アシスト」を受けて、、、わが涙腺は大決壊。 
 
主人公の姉と言えば、、、↓も素敵だった。