1987年から長年 主催しておられる東洋大学に心から敬意を表したく思います。
昨年は小学生から大学院生まで応募総数約50,000首で、高校生が66%、中学生が31%。入選110首が公式サイト↓にアップされています。
第31回 東洋大学「現代学生百人一首」入選作品発表 | 東洋大学
全首を読みました。
とっても瑞々しく印象深い作品ばかりでした。
胸に突き刺さる思いがしたのは、北朝鮮ミサイルに関する 中高生5人の作。
平成生まれが戦争体験(「銃後」を含む)を直接聞く機会はまずないであろうし、もとより日本には徴兵制もありません。そのような若い世代だからなおのこと、平和で穏やかな日々にいきなりJアラートが鳴り響く「事態」への唐突感のようなもの(まさに十代の瑞々しい感性とあいまっての)が痛いほどに感じ取れました。
そのような「事態」に至った責任は我々大人世代にある と言うのは飛躍しすぎだとしても、彼ら彼女らの「唐突感」に想像力を働かせなければならないと思います。