現代詩で知られる伊藤比呂美。彼女の詩はワタシには正直チンプンカンプン気味ですが、小説↓とエッセイ↓はとても面白く読んでおります。
「エッセイ+お経+現代語訳」と銘打たれた『読み解き「般若心経」』(2013年)では、詩人たる彼女ならではと言えるであろう般若心経読み解きを披露。本書で、中村元・紀野一義訳注『般若心経 金剛般若経』等と共に参考文献に挙げられていたのが
宮坂宥洪『真釈 般若心経』(2004年)。玄奘の漢訳よりも サンスクリット原典そのものに基づいて解釈されています。著者は住職にして仏教学者。
学ぶためには、「真釈〜」→「読み解き〜」の順に読むことをお勧めします。