ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

「バカボンのママはなぜ美人なのか」

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「あんな『パパ』に、どうしてあれほど美人で聡明でしかも優しそうな女性が奥さんとなったのか。」
と2013年発行の本書序文で著者は書いています。私も、50年ほど前『週刊少年マガジン』で「天才バカボン」を読んでいたときから「バカボンのママはなぜ美人なのか」がずーっと謎でした。。
写真↑下のマスキングテープにバカボンのパパバカボンのママが並んでいますが、パパの方はたしかに「あんな『パパ』」ふう。ママは、いわゆるナンセンスギャグらしいルックスのキャラばかりの中で 際立って美しく見えたものです。

しかし、全5章の中にはバカボンのバの字も出てきません。本書はメインタイトル「バカボンのママはなぜ美人なのか」に直接答えるものではなく サブタイトル「嫉妬の正体」が内容を正しく表しています。柴門ふみ自身や周囲の人が過去に抱いた様々な嫉妬を紹介しながら「嫉妬の正体」を明らかにして、どうすればそれを解消したり克服したりできるのかが考察されました。バカボン絡みが次にやっと出てくるのは後書きで、最初に引用した文に続く「そして、そんな『ママ』を誰も嫉妬しない。」のはなぜか?が示されています。

メインタイトルの「回答」を期待して読んだ私は、正直、拍子抜けでした。だけどよくよく考えたら、「バカボンのママはなぜ美人なのか」なる疑問の「正体」はなんなのでしょうか。あ! 「美人で聡明でしかも優しそうな女性」が妻であるバカボンのパパへの嫉妬? あるいはそれが、本書が教えてくれた、積年の疑問への「回答」でしょうか。

赤塚不二夫キャラグッズいろいろ持ってます

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あのころの少年マガジン↓ 

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柴門ふみ自らの体験をかなり晒け出していますが、やっぱりこのヒトには及ばない(私小説と比べるのはフェアでないけれど)↓ 

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