3女優の競演、凄かった。
主演オリヴィア・コールマンがアン女王役。昼も「夜」も女王最側近のサラをレイチェル・ワイズが演じる。
没落貴族の出で宮殿の召使からスタートするアビゲイル役のエマ・ストーンは、どうやら「頑張り屋さん」がハマリ役。「ラ・ラ・ランド」のミアは正しい頑張りだったが、アビゲイルは邪な頑張りで「上って」いく。
入れ替わりでサラは「下って」、いや、まさかという坂に落ちる。
女王居室に向かう長くて広い廊下のように、アン女王の「道」には「坂」はない。サラは、そしてアビゲイルも、同じ「道」を歩んでいると思えた瞬間があったろうが、何かと頼りなさげであっても女王が「居る」のはやはり二人よりはるかに「高台」であった。
、、、を三人三様に演じ切った。
18世紀英国のあれこれも興味深かった。
主演男優賞は↓