公開中のフランス映画。2018年制作。
ハートフルなラブコメといった評が多いようでそれに異を唱えるわけではないですが、併せてなかなかのクセ球だと思いました。本当の車椅子と嘘の車椅子の両主人公のうち後者が支社長を務めるのが靴の販売会社であることからしてブラック度強めのウイット(「靴」がストーリーのキーにもなるわけですが)。あ、エスプリと言うべきかしら。 中盤までの今どきあまりにもステレオタイプなキレイゴト実は偏見そのもの的なセリフ群の意図(があるとすれば)もイマイチ不明。障害有無にかかわらずの共生に正面からアプローチした作でないのは明白ですが、斜めからのアプローチなのかただただ斜めから描いただけなのか些か微妙と感じました。
たまたま直近で観たドイツ映画↓がド直球だっただけに、ナルホド仏独それぞれらしいなあとも思いました(あくまでもイメージ的に)。