ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

絵本『森のパンダ』

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    パンダと言えばこの↑ワッペンやミニュチュアのように可愛らしい顔や仕草が前面に押し出される。しかし当然ながら野生では可愛らしさだけで生きていけるはずがないことを、表紙↑のように木下晋氏が描き表した。「鉛筆画の鬼才」と言われる木下氏、よくぞ鉛筆で!と思わせる絵が並んでいる。
   
    もうすぐ生まれる赤ちゃんのために母パンダが笹で寝床を作るシーンから始まるストーリー。文章は中国出身の唐亜明氏、2017年発行(中国語版2015年発行)。
   
    800万年前から生息しているとされるパンダ。氷河期も生き残った。木下氏は自伝↓で「生態を取材していくと、パンダの方が人類より遥かに生きる事への執念が強いと分かった」「パンダは人間が失ってしまった宇宙、自然の回路を持っていて、人間よりすぐれていると感じた」と語っている。「パンダは日本で『かわいい、かわいい』だけの存在だが、パンダの存在する意味はそれだけではないことを、絵本では表現したつもりである」。まさに表現し尽くされた。
  「かわいい、かわいい」派の私↓ですが、「だけ」ではないつもりです。野生での本態に思いを馳せることを忘れてはならないと私なりに弁えています。 

「やり方を変えましょう! 平和的な方法で」

www.huffingtonpost.jp

「一番怒りを感じているのは私だと思います。その私が物を破壊していないのなら、一体何をやっているのでしょうか? あなたたちがやっていることは何にもならない」
米国ミネソタ州で警官の暴行によって死亡した黒人男性の弟さんの心の底からの叫びをニュースで見て胸を打たれました。
 
男性に通貨偽造の容疑がかけられていたということがテレビ報道ではいつの間にか触れられなくなっていますが、それは警官の犯行動機に関わる事実関係として伝えなければならないのではないでしょうか。言うまでもなく容疑者だからといって(冤罪ではなかったとしても)絶対に許されざる行為であり、日本の刑法の特別公務員暴行陵虐罪に相当する罪が米国にもあるはず。といったことを報じるべきと思います。日本の同致死傷罪は最高刑20年の懲役。実際には警官は第3級殺人罪で起訴されたとのこと。同罪は日本の傷害致死罪に概ね相当します。
併せて是非、複数のしてはならないことを余すところなく伝えている弟さんの訴えをぜひ報じるべきと思います。
 
↓半世紀前と比べて米国社会はどれほど変わった? はたして?
 

川に亀がいた

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東京都世田谷区の比較的小さな川です。モチロン野生ではなく元ペットなのでしょうね。

今は無き東京タワー水族館でかつて見たクビナガガメにちょっぴり似ているようにも見えますが、

miyashinkun.hatenablog.com

外国種でありましょう。「亀は万年」というほどの長~い人生(亀生)を異国の川でひとりぼっち。その孤独はいかばかりかと思ってしまいましたが、

もしかしたら「亀は万年」というぐらいだから長い年月の捉え方生き方が私ども人間とはまるで違うのかもしれませんね。

 

 

あるいは単独行動の種なのかもしれませんが、それは別論として。

賛成2878票 反対1票

news.yahoo.co.jp

メディアは全人代を「日本の国会に相当する」と報じますが、形式的にはそう言えるとしても実質的には民主主義国のそれと似て非なるものだと思います。

それこそ投票結果↑はそう思う理由に相当しますが、

まるで卓球世界一のかの国が昔から国際大会で格下の相手への「配慮」でストレート勝ちせず1点を「取らせる」ようなもの、、、いやソレは似ずして非なるものか???

中国体制批判派アイ・ウェイウェイ氏↓の動向、さいきん報じられていませんね。 

miyashinkun.hatenablog.com

 

『いのちを刻む 鉛筆画の鬼才、木下晋自伝』

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著・木下晋、編著・城島徹。201912月発行。

 

   鉛筆画で知られる木下晋氏が描くのは、老いた人物。作品十数点の画像が本書冒頭に収録されている。

   元ハンセン病患者や「最後の」瞽女顔の皺一つ一つにまるで人生の辛苦が刻まれているような絵が描ける根源には、氏の「幼少時の過酷な体験から私に身についた、人物の闇の深さを感知する能力」があった。

   

   冒頭画像にもある、(皺だらけの)両手を合わせた合掌図。1980年代末に月山ふもとの注連寺で天井画として描いて以来それを氏が絵のモチーフとしている訳は、本書で語られた氏の1947年に生まれてから70余年間の生き様まるごとが示している。

 

   読みながら、読み終えてますます、氏の作品をぜひ間近で見たくなった。

 

「無とは何か」

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たま~に読みたくなる『ニュートン』。STAY HOMEに。
表紙の惹句の他、宇宙が「できる」前は「無」だったか?等。今年2月発行。最新であろう知見も含めて様々な「無」に迫る。
↓「ビッグバン以前には時間が無いので〜」とはホーキング博士のトンチ?  

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わがリリ🐕も無になったものですが、それはまた別の話。

「ファクトフルネス」コロナ禍の今だから

コロナ禍の今だからこそ この本が大いに評判になっているようです。 

ファクトフルネスとは「事実にもとづいて見る」という意味合いの造語。

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レンタルなんもしない人

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まいう〜の石塚英彦と今やニュース番組キャスター恵俊彰のコンビ「ホンジャマカ」のかつてのコントに、父親の愛情を切望する青年(恵)の家に「レンタルおやじ」(石塚)がデリバリーされるというネタがありましたが
先日届いたJAF会報の巻頭に「レンタルなんもしない人」というヒトが書いていました。引越しのお見送り(引越しの手伝いに非ず)や合格発表を一緒に見に行く等々「自分を何もしない人として貸し出す」ビジネスとのこと。
かなり話題になっているようですが、私は初めて知りました。
 
レンタルなんもしない人は知らなかったけどホンジャマカのネタは知っているワタシです。

御用学者⁇

news.yahoo.co.jp

 侮辱レベルのように思える。まさか、御用学者(本文ではカギカッコが付されていない)という言葉の意味合いを知らないということはないだろうが。
 今世紀にはほとんど聞かれなくなったが、御用組合とか御用新聞などとも言った。御用組合なら組合員の権利を守るより経営側の意を汲むという意味合いである(第二組合とも言った)。
 尾身氏は隠居(という言葉も最近聞かれなくなったが)していても不思議ではない年齢でもある。ごく普通に考えて国民の健康を守るために尽力されているに他ならないのではないか。にもかかわらず御用学者とまで書くならそう断ずる根拠を示さねばなるまいが、政府の要職に就いている以上の事実関係は記されていない。

厚労大臣が「アベノマスク」付けないのはナゼ?

 政府支給マスクを所管しているのは厚労大臣。トヨタの役員が日産車に乗っているようなもの、、、モチロン言い過ぎだけど、まるっきり的外れではないと思います。

 世帯に二枚だから家族が使っている? いや、そないなセンスのないことをするハズはないはず。良い品として国民に勧めているわけだから大臣自らが付けない理由を私には思いつきません。

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7日間ブックカバーチャレンジ⑦『火の鳥』の好キャラ

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手塚治虫の壮大な作『火の鳥』。

第一編「黎明編」でヒミコを戴く邪馬台国軍隊長だった猿田彦の、子孫たちが効いています。奈良時代を描いた「鳳凰編」では、ならず者から当代一の仏師になりました(↑鼻が特徴的な人物)。過去から未来までの全編にわたって、その時代時代の子孫たちが登場します。

 

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