捕食戦略としてピクリとも動かないことで知られる鳥ハシビロコウがその「必要」がない上野動物園では動いているように、およそ動物園の生き物は野生とはまるっきり違います。
ところが、多摩動物公園のハキリアリは野生と変わらず働いていました。
↑アクリルケースが4つ繋がっていて右からそれぞれ、木から葉を切る、巣まで運ぶ、その葉を巣で「農業」に使う、葉のカスを捨てる。
たくさんのハキリアリが分業体制で働きに働いています。一番右のアクリルケースで切れ味鋭く葉を切る様子からカスを咥えて一番左のゴミ捨て場に運ぶ姿まで、4月18日午前9時40分ごろから一時間ほど観察しました。
もちろん、天敵はいませんし「農業」に適した葉をあてがわれている等々野生と全く同じというわけではありません。
バランス感覚を旨とするワタシは、小さーい生き物のあと陸上動物最大のアフリカゾウ(アジアゾウよりさらに大きい)。
↓ハキリアリの生態