制作会社の番組宣伝文↓
今から73年前、終戦からわずか3ヶ月の1945年(昭和20年)11月23日。
戦後初のプロ野球「東西対抗戦」が行われた。
戦前からのオールスター選手、33人が全国各地から集まってきた。
野球場はどこで?野球道具はどうやって集めたのか?
しかし、この試合、音声も映像も写真も、なにも残されていない。
あるのは、試合展開を記録したスコアブックだけだ。
終戦後の占領下、食料の調達に事欠くほど貧しい日本で、
一体どうやって試合開催にこぎつけたのか?
スコアブックを細かく読み解き、試合展開を実況再現しながら、
野球選手たちの熱い思いを描く。
↑制作会社サイトからコピペ http://homeroom-doc.com/program/bs1スペシャル-3/
復員してきていた「青バット」の藤村、「物干し竿」バットの大下らが出場した。「赤バット」の川上は復員していたが、その時はもう野球をやるつもりはなく不参加。
豪速球の沢村投手など戦死者も多数。言うまでもなく、スター選手であろうが徴兵免除のようなことは一切なかったのであろう。
好ドキュメンタリーだった。進行役は杉下茂氏(元投手)と古田敦也氏(元捕手)。
13-9で東軍が勝った。両チームとも投手陣が打ち込まれた理由を「1㎏近い手榴弾を訓練で投げるとき、どうしてもピッチャーの投げ方をしてしまうので肘や肩を痛めていたのでは」と杉下氏は自身の軍隊経験を踏まえて推察する。
50分枠だったが、各選手の終戦からの3ヶ月間をもっと掘り下げて倍の枠にしていたら いっそう内容豊富になり得たと思う。
杉下氏が魔球のようなフォークボールを投げれたのは人並み外れて大きな手ゆえとも言われているが、画面で見るとたしかに 一般人よりは一回り大きいであろう古田氏よりもさらに一回り大きかった。