ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

第1回大岡信賞を受賞

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 詩集『至高の妄想』(書肆山田 2019年12月発行)の作者は巻上公一氏。先月、佐々木幹郎氏と共に第1回大岡信賞を受賞しました。

 巻上氏はヒカシューのリーダーにして、ボーカル。不可思議な楽器テルミンやトランペットも演奏します。

 氏にとって初めての詩集に収められている作品のほとんどは、ヒカシューが奏でる楽曲の歌詞でもあります。

 『至高の妄想』には、余人をもって代えがたい言語センスが溢れています。「夕方のイエス 朝方のノー」と題する一篇に散りばめられたフレーズ↓(作中のほんの一部です)を見てもらえれば、ナルホド!と思っていただけるのではないでしょうか。

     足りないものが満ちてくる
     欠けてるものが駆けてくる

     咲かない花が華やいだ

     浮かないことが水遊び

     夕方のイエスがそこに立っている
     朝方のノーに断りもなく

 

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