『わたしはマララー教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女ー』学研パブリッシング、2013年12月
パキスタン北部のスワート県で暮らす「わたしはマララ」
タリバンの恐怖支配に抗して
「教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた」。
そして、、、
(本書発刊はノーベル平和賞受賞の前年)
彼女(1997年生れ)の瑞々しい感受性とまっすぐな強さに心を揺さぶられました。
読みながら
たくさんのことを感じ、いろいろなことを考えさせられました。
その中で二つだけ(必ずしも本書の中核的な部分ではないけれど)。
・「女性は外出するな」「女性に教育は必要ない」の(彼女の周囲の)イスラム社会
→はたして日本社会は? 80年代の雇用機会均等法等により僅かずつでも前進しているとは思うけど(ソレを「前進」と思わなかったり そもそも「前進」すべきでないと考えたりするムキもありましょうが)。
・911のあと タリバンやアルカイダの信奉者が急増した
→私たちのこの世界にはそういう「構造」が厳然として在ることを改めて。
欠かせぬ情報と思うので↓
訳者あとがきによると
共著者のジャーナリストが「どのへんまで手を入れているのかは不明」とのこと。