ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「そこのみにて光輝く」

☆2014年キネマ旬報日本映画第一位「そこのみにて光輝く」☆2014年4月公開作 何度あやまちを犯しても「光輝く」ことは必ずできる。たとえささやかな「光」でも、「輝く」自分を知るのは自分だけであっても。タイトルがふさわしい映画だった。 山の採石場でリー…

映画「小さいおうち」

☆原作は直木賞☆2014年1月公開作 タキの甥の息子。戦前は暗黒時代だったとの「知識」をタテに「おばあちゃん、嘘書いちゃダメだよ」と再三言う(当時の会社員中流家庭における「女中」も彼には理解の外)。 「小さいおうち」の「女中」だったタキが自叙伝に綴…

アイリッシュ『幻の女』書き出しの原文は

原著は1942年 ミステリーにおける金字塔の一つ、ウィリアム・アイリッシュ著『幻の女』の あまりにも有名な書き出し(稲葉明雄訳)。 「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」 原文と照らし合わせてみようと思い立ってから…

映画「ローマ法王になる日まで」

ローマ法王に就任したホルヘ・マリオ・ベルゴリオ、20歳で聖職者たらんと決意してから76歳で迎えた2013年のコンクラーベ(法王選挙)までの物語。 母国アルゼンチン、ブエノスアイレス管区長に就いた1970年代は軍事独裁下。政権と真正面から対峙した神父たち…

その苗字、あるんだ

www.goal.com 国際オリンピック委員会の会長はバッハだしね

菖蒲園

神奈川県立相模原公園 菖蒲と言えば紫、あとは白ぐらいかなと思っていましたが 黄色や ピンクも

映画「家族はつらいよ」

公開中の「家族はつらいよ2」、観に行こうかなあ。どうしよう。というわけで、まずは先日テレビ放映されていた「家族はつらいよ」を見てみました。さすが笑いのツボを心得まくっておられるであろう山田洋次監督、大笑い5回 小笑い10回以上させてもらいまし…

目からウロコ

t大学食はどのメニューもとっても美味しいのですが、若者仕様だけに全般にこってり傾向。その中でイチバンあっさりしているのが意外にもカレー、、、あっ 高温多湿のインド! 元々あっさりした料理、かな。意外でもなんでもない?!

真山仁『そして、星の輝く夜がくる』

3.11をテーマやモチーフにした小説をいくつか読んだ中で(いとうせいこう『想像ラジオ』とともに)印象深い一冊。2014年 講談社。著者を知らしめている(らしい)経済小説ではない。 阪神大震災の被災者でもある教師が3・11被災地の小学校に赴任してのあれこ…

『巨人の星』研究書?

・実のところ一徹はちゃぶ台をひっくりかえしたことはない・オズマ カタカナ言葉の謎・タイガース村山監督はなぜ実物とゼンゼン似ていないのか マジメ路線に「転向」する前の堀井憲一郎氏が『巨人の星』のディープなディテールをスルドク考察。(このマンガ…

珠玉の♪

「珠玉の」という称賛は短編にこそ似合う。珠玉の長編、とはあんまり言わないよね。 熟練の小説家二人による、まさに珠玉の短編集。井上荒野は昨年、小川洋子は今年発行の新刊。どちらも10編を収める。