ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたか』

落合博満氏が中日ドラゴンズ監督であった8年間にわたって番記者だった著者が、氏の内面によくぞここまで!肉薄した人物評伝。鈴木忠平著、文藝春秋社、2021年発行。 現役時代の自身がそうであったように、氏は選手たちに技術をとことん磨き抜くよう求めまし…

西村私小説ワールドに相応しすぎる追悼特集! 『文學界』さん、い~い仕事してますね!!

遺作で岡惚れした「久子」の手記、準レギュラー「新川」の回想・・・我ら西村賢太ファンに絶対のオススメです。 この『文學界』は前号なのでまずは図書館で。図書館借りする読者にもまた「貫多」は(賢太がエッセイで、だったかな)は口撃を加えていましたが…

山極寿一X小川洋子『ゴリラの森、言葉の海』

霊長類学者として、小説家として、名高い二人の対談です。 山極さんは後書きで「(小川さんにとっての)言葉の森と(山極さんがフィールドワークする)自然の森は似ている」と。「どちらの森でも、僕たちはストーリーを求めて彷徨っていることに変わりはない…

『「ナパーム弾の少女」五十年の物語』

ある年齢幅なら誰もが見覚えのある、ベトナム戦争を捉えた写真。 当時9歳のベトナム人少女キム・フックさん。1972年6月8日、ナパーム弾によって着ていた服はすべて吹き飛ばされ、全身にわたる火傷を負いました。 絶望的な容態。担ぎ込まれた病院を転院させら…

丸山正樹『ウェルカム・ホーム!』

丸山正樹氏の新作。特別養護老人ホームの新米介護士が主人公の、7話からなる連作短編集です。今年5月発行。 さすがのストーリーテリングで一気に読ませます。尽くされたであろう取材に基づく洞察は丸山氏ならでは。デフ(ろう者)とコーダ(聞こえない親を持…

『読む時間』

読書大好きにして動物大好きな私にとって ↑は垂涎の「時間」です。 世界五大陸各国の、名もなき120人余りの様々な「読む時間」を捉えた写真集。本や新聞や雑誌を 家で教室で車中で公園で街角で、椅子に座り地べたに寝そべり柵にもたれて立ちながら・・・人間…

ナゼいつも自民党圧勝?

前々回の米国大統領選挙でヒラリー・クリントン氏が「トランプ氏を支持するのは嘆かわしい人たち」と口にして、そのように言われた「人たち」からますます反感を持たれたことがありましたね。 近年の国政選挙で自民党が圧勝する一因に同様の構図があるのでは…

てんとう虫が

植木鉢の縁を2周しました。「♪てんとう虫のサンバ」 を結婚披露宴で友人たちが合唱する定番はもはや随分むかしのことになったのでしょうね。1980年代に私もいっぺん歌ったことがあります。

止めるべきは批判でなく「口撃」

昨日の犯行が絶対に許されないのは言を俟たないですが「批判が暴力につながった」「その言いようは言論封殺につながる」とやり合うよりもまず、政策や言動に対する批判と 侮辱とも言うべき人格攻撃を峻別して、控えるべきは元首相に対しても散見された後者(…

古のウォークマン

親の遺品を整理していたら・・・ネットで調べたら 1985年新発売モデルのもよう。 単三電池1個付きで 重さ230グラム(カセットテープは入れずに)。やや ずっしり感あり。当時は「なんて軽いの!」と感激しただろうけどね。ちなみに私がいま使っているアイフ…

吉開章『ろうと手話 やさしい日本語がひらく未来』

外国人への日本語教育に取り組む吉開章氏。日本語が第二言語という点で外国人と聾者は共通するとの認識を得て、氏が実践している「やさしい日本語」を聾者とのコミュニケーションにも!と提唱します。 「やさしい日本語」、具体的には「ハサミの法則」すなわ…

🏉を見に豊田スタジアムへ行って来ました

一昨日、愛知県豊田スタジアムでラグビー日本代表対フランス代表戦を見ました。 朝 ひかりで新横浜から豊橋へ 豊橋で名鉄に乗り換えスタジアム最寄りの豊田市駅に向う 午後3時5分キックオフ 42-23でフランスが勝利 帰り夜7時41分豊橋発こだまに乗り込むとき…

『世界少子化考 子供が増えれば幸せなのか』

『毎日新聞』海外支局の記者による7カ国のリポートを収録。少子化は世界的課題ですが、国によって様相が異なることが分かります。 2021年の合計特殊出生率が0.81と日本の1.30を大きく下回る韓国。その背景には日本以上かもしれない「若者の生きづらさ」があ…