ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

アイ・ウェイウェイがチャリティーマスクを販売

bijutsutecho.com

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中国の反体制芸術家アイ・ウェイウェイ氏(数年前からドイツ在住)がチャリティーマスクを販売。

氏は5月に自身のインスタグラムで「マスクをしている人は姿勢を示す。マスクをしている社会は致命的なウイルスと戦う。権力の指示でなく、個人の選択によりマスクをする社会は、あらゆる力に逆らって耐えることができる」とコメント。

アイ・ウェイウェイとは↓

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高級鉛筆

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 絵本『はじめての旅』(福音館書店 2013年発行)の作者は鉛筆画で知られる木下晋氏です。10Bから10Hまでの鉛筆で22段階の濃淡を使い分けて描かれたとのことです。

 

 木下氏が「UNI」を使って描いているというわけではモチロンありませんが、三菱鉛筆「UNI」1ダースは義父母の遺品です。全く使われないまま残っていました。

 

 三菱鉛筆(株)の公式サイトによると、「UNI」の新発売は1958年。普及していったのは、私が小学生だった1960年代だったと思います。

 

 今から振り返ると、「UN I」によって高級鉛筆というジャンルが出来あがっていったのは高度経済成長の進行と軌を一にしていると言えるかもしれません。

 

 1970年代になるとシャープペンシルがドンドン出回っていきます。鉛筆は削らなければならない、携行するには何本も持たなければならない(又は小刀か小さい鉛筆削りを持つ)、のと比べて「便利」です。これまた、効率がいっそう重んじられてきた時代とシンクロしていたようにも思えます。

 

 そして、1980年代終わり頃からは現在に至るまで手書きすることそのものが加速度的に減っていきました。

 

 私自身は高校生まで鉛筆大学生~若手社員シャーペンそれ以降キーボード。これからはこの「UNI」で鉛筆に回帰してみようかな。もとより絵を描くことはでき得ませんけど。

 

 『はじめての旅』は木下氏の実体験がベースになっています・

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「金閣にガッカリ」に一票!?

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 金閣を見てガッカリする人がいるそうですが、残念ながら私もその一人になりました。

 

 もっと鮮やかな金色をイメージしていたのですが、私の目にはくすんだ黄土色に近く見えました。三島由紀夫金閣寺』で主人公の放火動機が「金閣の美しさへの嫉妬」だった記憶が強すぎたからでもあると思います。

 読んだのはかなり前なので不正確な記憶かもしれませんし、「嫉妬」にとどまらない複雑な心象風景が深く書き込まれていたのでしょうが、私の場合には「(放火するほど)嫉妬させられるほどの美しさ」という想像につながっていたのです。

 

 一昨日は雲が出ていたせいもあるかもしれません。日差しを受けるとキラキラ輝くのでしょう。紅葉や雪にも映えるそうですね。

 

 ひょっとして焼失前と今とでは「美しさ」が異なるのかもとも

チラっと思いましたが、そんなことはないでしょう。

 

 以上はあくまでも見た目そのものについてです。(他の寺では見られない)金箔で全体を覆う「目的」について考えをめぐらしたのは直接見たからこそと言えましょう。

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池に映る姿も素晴らしいと聞きますが、やはり曇りがちだったせいであんまり、、、

 

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京都は空いていた

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www3.nhk.or.jp

京都の北野天満宮では毎年6月25日、菅原道真の生誕日に合わせて「大芽の輪くぐり」。私が撮った写真は、準備が整った前日24日の夕方です。

一泊二日で京都観光をしてきました。金閣寺清水寺伏見稲荷、東寺、三十三間堂等メジャー中のメジャー所を回りましたが、修学旅行生は皆無、外国人は西洋人と中国系に一組ずつすれ違っただけ。もちろん日本人も少なく、およそ京都ではありえないであろう空きぐあいでした。

一昨年は↓ 

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『「音楽狂」の国 将軍様とそのミュージシャンたち』

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 西岡省二著、2015年 小学館発行。

 タイトルと装丁からは面白可笑しく かの国を揶揄した中身のように思えるかもしれませんが、さにあらず。金正日金正恩両氏が統治のため(民衆のためではなく)音楽を活用してきた歴史を追った、真面目なルポルタージュです。

 最近またまたキナくさい かの国をめぐる情勢について理解する一助としてお薦めします。

 

 201112月、死去した父・正日氏を継いで正恩氏が最高権力者に就きました。正恩体制の最初期、著者たち北朝鮮ウオッチャーは「北朝鮮の刷新に意欲を見せる若い指導者であるかもしれない」との期待を抱きました。「その期待は願望にも似ていた」と。

 2020年の今や「期待」も「願望」も萎んでしまったと言わざるをえないのでしょうか?

 

 健康不安も指摘される正恩氏。装丁を見ると、表舞台に登場した当初は今よりずいぶんスマートだったのですね。

「賢い」ナメクジと手塚治虫『火の鳥』

www.asahi.com

  さてマサトだけが残った地球は何億年か経ち、生物の誕生と進化が始まります。恐竜全滅まではリアル地球と同じですが、そのあとリアルの我々が下等生物と見なしているある生き物が地球の支配者になりました・・・

・・・というのは1960年代後半に手塚治虫が大作『火の鳥』で描いたストーリー↓。「ある生き物」は、他ならぬナメクジでした。数多ある生き物の中で「下等生物」たるナメクジを選んだのは、文理にわたる博覧強記と言ってよいだろう手塚治虫のこと、その「賢さ」を知っていたからかもしれません。

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クモ 蟹 かぶとむし

 久しぶりに家で蜘蛛が歩いているのを見ました。蜘蛛と蟹は足が8本で姿形もちょっぴり似ているけれど、蟹が横歩きするのに対して蜘蛛は真っ直ぐ前に進むのですね。
 子供の情操教育と称して蟹(サワガニ?)を飼ったことがあります。何日目かに水槽がモヌケの殻。部屋の隅っこを鮮やかな横歩きしていました。それほど浅い水槽ではなかったのですが。 
 ↓カブトムシの幼虫を飼い始めたのも今頃の時季でした。 

小田急ロマンスカー

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富士霊園お墓参りに行って来ました。

普段はふつうの小田急線急行で行くのですが、このさい特急ロマンスカーに乗りました。1号車最前列をゲット!しましたが、、、

むかし(大むかし?)の運転席が上にあって前面が全面ビューの先頭車両、今はほとんど無いのでしょうか⁇

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「2020 オリンピックがやってくる!」のハズが、、、

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 御殿場線駿河小山駅の駅舎です。静岡県小山町富士スピードウェイ自転車競技の会場になっています。新型コロナというまさかという坂さえなければ、「いよいよ来月!」で盛り上がっているハズの頃ですよね。

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 私がこの駅に降り立ったのは去年の今ごろ以来一年ぶり。地味めの観光案内所兼物産品店だった駅前の建物は、「サイクルツーリズムの町」とのコンセプトのもと「FUJI CYCLE GATE」に変わっていました。この「~GATE」では自転車のレンタル、サイクルツーリングを楽しむ人たちの休憩や自転車のメンテもできるようです。

 駅が8年前に無人駅になったことから推して知るべき状況であろう町ですが、TOKYO2020を契機に「観光立町」を目指すとの方針。いろいろな取組みが進んでいたことでしょう。

 東京オリンピックパラリンピックの行方ははたして?

吉永小百合の「ふん」と言えば???

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月刊『文芸春秋』最新号、映画評論家 芝山幹郎氏コラムの見出し「吉永小百合 『ふん』に託された陰翳」。一瞬「鹿の~」↓の件?と思ってしまいました、、、

そもそも映画コラムでもあり、そないなハズもなく、

細雪』映画化で三女を演じた吉永小百合の役作りを称賛する内容でした。

セリフの中でことのほか多い「ふん」という返事の「ニュアンスが少しづつ異なる重層性」が出色、と。 

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宇宙飛行あれこれ

  1961年に人類で初めて宇宙飛行をしたガガーリンの言葉「地球は青かった」。 60年代以降に物心ついた私たちには青たることが自明なので、「(青いことは分かっていたが)思った以上に鮮やかな青だった」というニュアンスについ受け取りがちですよね。

  言わずもがなながら、色が青いことそのものが驚きだったのです。何かで読んだことがありますが、それまでは茶色説も有力だったとのこと。なにせ見た人はいなかったわけですから。

  何年か前にテレビ「トリビアの泉」で見た、図鑑等の恐竜の色は想像色というのと似ていると言えるかもしれません。やはり見た人はいるはずもないので。爬虫類の色から類推しているそうです。

 

  本書のデザイン↓は青い地球のイメージ。 日本人宇宙飛行士たち、地球の美しさに圧倒された人もいれば 感激はしたが画像等から想定していた範囲を超えるものではなかったという人もいました。

 

  これまた 60年代以降に物心の私たちは月に行ったアポロ計画の印象が強烈すぎて「宇宙飛行」と言えばどこかの目的地に行くイメージを持ちがちかもしれません。

  しかし日本人宇宙飛行士は全員が宇宙ステーションで地球を周回するミッションでした(日本人に限らず1990年代以降は)。

  アポロのクルーとの認識や心情の違いについて本書で何人かが言及しています↓。

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『宇宙から帰ってきた日本人 日本人宇宙飛行士全12人の証言』

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稲泉連著、2019年刊行。

   日本人宇宙飛行士全員に、201710月から20198月にかけてインタビュー。

 

   12人は1990年の秋山豊寛、日本人初になるはずがチャレンジャー号事故により延期された1992年の毛利衛を皮切りに、向井千秋若田光一土井隆雄野口聡一星出彰彦山崎直子古川聡油井亀美也大西卓哉金井宣茂

 

地球はどう見えたか?(感激したのは共通なるも、熱い感激から冷めた感激までの温度差を聞き出した)

無重力とはどういうものか? 地球に帰還して重力をどう感じたか?

人類が宇宙に行くことの目的、その先駆者たる意義をどう考えるか?

 

   サイエンスの込み入った議論には踏み込まず、私たち一般読者が彼ら彼女らに聞きたいことが全250ページほどに不足なく網羅されている。それぞれに多忙な身である12人に長い時間は話を聞けなかったもようなのが些か惜しい。

 

   女性飛行士二人のくだりを一つづつ紹介

   向井さんの言「実感したのは、私たちが生きているのは宇宙のなかにある地球という一つの『重力文化圏』に過ぎないということでした」。

 

   山崎さんは宇宙ステーションに交通安全のお守りを持参したが、クルーたちが一緒に地球を眺めていたときアメリカ人クルーが聖書の一節を読みながら祈りを捧げていた。

知事会見中継の手話通訳

今朝のNHKおはよう日本」、東北の県でコロナに関する知事会見サイト中継の手話が分かりづらいというニュース。画像が不鮮明、手話通訳者のフェイスシールドが光ってしまうので口型が見えない(顔とりわけ口の動きは手話の重要なファクター)、新語の手話が分からない、等の理由によるものです。県では改良を施しているとのことでしたが
最良策は字幕を付けること、もちろん技術的等で難しい面もあるが 2016年に施行された障害者差別解消法で「合理的配慮」が求められている、そもそも聴覚障害を持つ人は手話を解しない人のほうが多い、
といった問題意識を記者は持たなかったようです。字幕のジの字も全く言及がありませんでした。
 
もちろん社会の様々な面でバリアフリーは少しづつ進んできていると思います。
たとえば聴覚対応で言えば、大むかしはほとんど無きに等しかったテレビ番組の字幕。前世紀終わり頃から普及し始め、放送法に基づく総務省のテレビ局に対する指針で「字幕付与可能な放送番組」から除外されているのは
今世紀初めには
①技術的に字幕を付すことができない放送番組(例 現在のところニュース・スポーツ中継等の生番組)
②オープンキャプション字幕付き映画、手話等により音声を説明している放送番組(例 字幕付映画、手話のニュース)
③外国語の番組
④大部分が歌唱・器楽演奏の音楽番組
⑤権利処理上の理由等により字幕を付すことができない放送番組
⑥再放送番組
だったのと比べて
①技術的に字幕を付すことができない放送番組(例:現在のところ複数人が同時に会話を行う生放送番組)
②外国語の番組
③大部分が器楽演奏の音楽番組
④権利処理上の理由等により字幕を付すことができない放送番組
と、技術と意識の向上が相まってニュースや歌謡番組が「字幕付与可能」となるなど除外範囲が大幅に狭まっています。
障害者差別解消法が立法されたこと自体からして前進の表れと言えるでしょう。まだまだ不十分な点を今後とも一つずつ解消していくことが肝要でありましょう。
 
参考として、2010年代に書かれた小説(最新刊は2019年)↓

横田滋さん逝去

   北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表の飯塚繁雄さんは怒っていた。

   速報を伝えるNHK7時のニュース。「予定調和」的に横田さんの人となりを話してもらいたいアナウンサーの質問そのものには答えず。親の寿命が先に尽きるのは当然あり得ること、何故こんなに長い年月 解決しないのか、と。