2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ドラマ少々分かりにくかったような。たしかにイシグロ小説は文体も構成ももってまわったテイストがあるにはある。昨日のドラマはその雰囲気を「忠実」に表現したと言えるのかもしれない。だけど映像のメリットは分かりやすさにもあるとすれば文章より分かり…
hinotori.asahi.com 日中戦争期のストーリーとのこと。 ↓全12巻+別巻 miyashinkun.hatenablog.com miyashinkun.hatenablog.com
www4.nhk.or.jp 一昨年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの作『浮世の画家』がドラマ化され、NHK総合で明後日3/30(土)夜9時から放送されます。主演渡辺謙、共演広末涼子他。私はイシグロの長編小説8作と短編集を全て読んでいますが、初イシグロの…
昨年秋に出版(原著は2016年)されて話題の『ホモ・デウス』、上巻を読み終えました。 人間を含めてあらゆる生物の肉体は必ず死ぬが、人間だけは魂が生き続けると宗教は説き、進化論をベースに科学はそれを否定する、がキーの一つになっています。 さて、『…
先週NHK「あさイチ」で安藤サクラのトークコーナーがあり、主演している朝ドラ「まんぷく」についていろいろ語っていた。彼女が監督に意見を言って採用されたことが一度ならずあったもよう。私が感じていること↓がやはり当たっている!? miyashinkun.hatena…
『小説集 羅針盤は壊れても』、2018年12月発行、講談社。新作2編と再録2編が収録されています。新作2編の中に書かれている、彼にとって「狂的な興奮状態を伴う読書体験」だった私小説作家田中英光に対する賛辞「どんなに八方破れの構えでもって、一見荒削り…
dot.asahi.comいつもながら言葉を必ず厳密に使う人だ。これまたいつもながら(対イチローに限らず)意味がハッキリしない質問をする記者がいて、意味を明確にするようイチローが促す場面も何度かあり。 イチローの言葉は含蓄も深い。「自分には人望がない」…
wwws.warnerbros.co.jp メディア情報によって私たち観客はあらかじめ、90歳の老人が麻薬の運び屋になるというインパクトの大きい話と知っている。しかも88歳の名優クリント・イーストウッドが演じる、と来ればどれほどドラマチックだろうと期待する。 家庭を…
撮影OKでした。 stonesexhibitionism.jp 5年前、東京ドーム公演へ↓ miyashinkun.hatenablog.com
www.netflix.com 作品賞では?の前評判も高かった作です。タイトルはイタリアの首都ではなくメキシコの地名。 飼い犬の行動がとっても自然でした。とりわけ飼い主がもうすぐ帰宅することを音や気配で察知して玄関に向かってピョンピョン飛び跳ねての「おかえ…
集票力に期待した「選挙戦術」としての要請にすぎないのかもしれないが、 このさい政権党が「右」に傾き過ぎないよう力を尽くしてもらえまいか。 www3.nhk.or.jp miyashinkun.hatenablog.com
この映画は50余年前の実話に基づいている。1960年代の南部における黒人差別は朝日新聞本多勝一記者のルポ『アメリカ合州国』等で(暴力的なまでの「保守性」は映画「イージーライダー」等で)知り得ていたが、半世紀やそこらで人々の意識から偏見が払拭され…
作中エピソードの一つ一つが差別や偏見について考えさせられる。トニーがシャーリーのピアノを初めて聴いて魅了された時の「黒人とは思えない」との感想は、自分で気づかない偏見丸出しの類。トニーの名字は発音しにくいので人に紹介するときの呼び名をシャ…
上野動物園、その名はリキ。 大人ゴリラたちが愛用している↓敷き物を使い始めた。 miyashinkun.hatenablog.com まだまだ母とベッタリ↑ ゴリラの授乳期間は3年ほどとのこと。 父と↑ 右が父、左が母↑ ↓生後5ヶ月〜1年1ヶ月 miyashinkun.hatenablog.com miyashi…
gaga.ne.jpw 1962年、ニューヨークのカーネギーホール二階で豪華な部屋(「城」)に住む天才ピアニストの黒人シャーリーが米国南部で演奏ツアーを行なう。運転手兼ボディガードに雇われたのがイタリア系の無学で粗野なトニー。何から何までかけ離れた二人だ…
いろんな言葉が問題にされる昨今、女性蔑視とされるケースも少なくない中で、しばしば目にする(「NHK女性アナウンサー結婚」の記事↓にもある)「才色兼備」はどうして無事スルーされているのかフシギ。この類の言葉、男には決して使われないわけで。 news.g…
www.jiji.com 谷垣氏のハト派らしい演説に対する拍手の方が首相の「悪夢の民主党政権」よりも大きかったということが本当なら(時事通信だからモチロン本当だろうし、事故で障害を負って引退後初めての車椅子姿での表舞台だった氏へのエールという大拍手でも…
キネマ旬報ベストテンに日本アカデミー賞と、「万引き家族」での凄演で主演女優賞を総ナメにした安藤サクラ。私は、もし「シーン演技賞」のようなものがあれば、外は夕立の夏の日のリリーフランキーとのあのシーンに対して贈呈したい。夕立の描写がまたよか…