キネマ旬報ベストテンに日本アカデミー賞と、「万引き家族」での凄演で主演女優賞を総ナメにした安藤サクラ。
私は、もし「シーン演技賞」のようなものがあれば、外は夕立の夏の日のリリーフランキーとのあのシーンに対して贈呈したい。
夕立の描写がまたよかった。昨今の身も蓋もない集中豪雨(いまや夕立は死語か?)ではなく、風情ある夕立のように感じられ、そのときの天気は夕立でなければならなかったとも感じた。(同じく是枝監督「海よりもまだ深く」の台風はやや取って付けたように感じちゃったけどね。)
実のところ作品そのものには私はいまいちノれなかった。