ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『マチネの終わりに』

ありがとうございます。「マチネの終わりに」公式アカウントがツイートしてくれていた↓ことに今日気づきました。 Twitter miyashinkun.hatenablog.com

いつも口全開のワケ

「赤い舌をミミズのように動かし、エサとまちがえて近づいてきた魚を食べる」ため(中田兼介『動物まるごと大図鑑 3動物のふしぎな行動』ミネルヴァ書房、2016年)。水族館では真横からなので舌は見えなかった。 miyashinkun.hatenablog.com

憲法15条

第十五条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。○2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。○3 公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。○4 すべて選挙における投票の秘密は、これを…

新宿中村屋つながり

『日本最初の盲導犬』↓と ノンフィクションの大秀作『中村屋のボース』(中島岳志著 白水社 2005年発行)とに「つながり」が! 『中村屋の〜』は20世紀前半インド独立運動の主導者R・B・ボース)表紙写真)の評伝ですが、彼を日本で匿ったのが 新宿中村屋の…

日本初の盲導犬

1939年。日本最初の盲導犬は 失明した傷痍軍人に仕えた。と言うより、その時代は傷痍軍人用だけだった。 葉上太郎『日本最初の盲導犬』(文藝春秋、2009年)は、戦中戦後10年ほどの間の盲導犬たちをめぐるノンフィクション。その名は、ボド(表紙写真)、リ…

西村賢太、新作!

『芝公園六角堂跡』。先月発刊、西村賢太の新作短編集です。 氏の本にしては珍しく一か月ほども図書館予約待ち。氏はエッセイで 図書館利用の読者に罵詈雑言を浴びせているにかかわらず、全作読んでいる私は一冊も買っていません。それこそ氏のファンらしい …

見たの初めて!

クジャクの羽開き、初めてナマで見ました。 どうせ今日もダメだろうとまるで期待していなかったのですが 突如「ガア゛」とひと鳴きしながら全開♬ @相模原麻溝公園「ふれあい動物広場」 クジャクって鳴くのですね。存外 およそ美しい声ではなかったけど。 ↓…

主語は「わたしたち」

ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』。2016年発行(原著は2011年)。 米国に移民した男性の元へ「見合い写真」だけを頼りに日本から嫁いで行った20世紀初頭から 1941年12月「真珠湾攻撃」後までの、「わたしたち」の苦難の日々が綴られた中編小説です。「…

映画「終の信託」(周防正行監督 2012年公開)

現実の事件に材を取り、重症喘息患者の尊厳死安楽死をめぐるストーリーです。実はワタシ成人してから喘息で少々苦しんだ時期があり日頃はしていることを意識すらするハズもない呼吸を一生懸命しなければならないほどの体験を何度も。ワタシは軽度だったとは…

アカデミー賞作品賞「ムーンライト」

観た。想像力と考察力が求められる作品だった。およそ映画というものは大抵 そうであろうが、とりわけ! アフリカ系アメリカ人が主人公。前半が幼年期、中盤が少年期、後半が青年期。タイトルたる「ムーンライト」が所々でキーになっている。前半ではセリフ…

ワンコ本 私的No. 1

著者の飼い犬をめぐるエッセイ『犬心』(文藝春秋社、2013年)。主役はシェパード犬のタケ、準主役が著者およびパピヨン犬のニコとルイ、脇役が著者の家族とその他動物たち。 犬と暮らす素晴らしさと大変さが機微に至るまで描かれている。現代詩の世界で知ら…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

著者は現代詩の世界で知られる詩人。本書では、1998年から2001年までに発表された小説3編が収められています。 表紙は、メキシコとの国境付近にあるアメリカ 道路標識のイメージ。ネットでちょいと調べてみたら 似た実物は確かにあるようだ(今現在もあるか…