ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

村上春樹『街とその不確かな壁』

 去年発行された新作を読みました。
 いつもながら余人をもって代え難いストーリーテリングそして文章表現。どう展開するのか早く読み進みたくなり、でも一つ一つの描写をゆっくり味わいたくもあり。
 「そのような自然のありようは、もどかしいほどの懐かしさと淡い悲しみで私の心を満たした。」(278ページ)
 「もどかしいほどの懐かしさ」って、どのような自然?と前の行を読み返したり。

 氏15作目の長編。私はコンプリートしています。いわゆるハルキストではありませんが。