最近の野球は2番に強打者を置くオーダーが主流のようですね。ふと思い出したのが、今年2月に亡くなった野村克也氏の言です。1980年代のある年、得点力不足に苦しむ巨人に「3、4番打者を1、2番に置く手もある」と。当時、氏が連載していた週刊誌のコラムで読みました。
「2番打者はつなぎ役」が揺るぎない常識だった時代。ノムさんの野球を見る眼と考える頭の、余人をもって代え難い分析力と柔軟性を示す一例と言えるでしょう。
そしてノムさんならではの言い回し。そのコラムでも「(巨人の今の1、2番では)ピッチャーはプレーボールの声が掛かると同時にツーアウトを取った気持ちになるだろう」。併せて思い出しました。
↓ノムさんならではの言↓