読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

ドリアン助川『あん』

タイトルのあんは餡です。

著者はテレビで何度か見たことがあり、まっすぐ そうな人だなという印象を持っていました。書いたものを読んだのは初めてです。

とても「気」のいい作品でした。
あるいは小説としての練度は高いとは言えないかもしれませんが、そないなことは些細な言いがかりにすぎないほどの後味の良さ、、、作中の徳江さんが「ある理由」で50年間つくり続けてきた餡のような。

後半部でキーの一つとなる 甘味を生かす塩の按配 も示唆的でした。

ポプラ社、2013年発行。

 

映画化も良かったですが
どら焼き店青年がちょいといい人すぎ。小説で書き込まれていた、黒や灰色の葛藤は薄くて。

徳江さん役の樹木希林は大好演なるも。

miyashinkun.hatenablog.com