ワタシ 最近は野球をあんまり見ないのでオールドファンというコトになるかもしれませんが
歴代ベストナインを考察(または妄想)するのは 野球好きの大きな大きな楽しみと思います。
本書は、1936年のプロ野球創設から2010年までのベストナインを選出。なつかしい選手の名がたーくさん♬の(オールドファンには^^;)ウレシイ一冊です。
通算成績よりも「輝きの強さ」に注目し、投手分業や打順に応じた貢献度を重視するスタンスで
OPR(出塁率+生還率)とかOPS(出塁率+長打率)とか様々なデータを分析した結果
長嶋茂雄が入らず(4番サードは藤村富美男)、2番セカンドが千葉茂 などといった独特のベストナインが出来あがりました。
なお、ワタシもさすがにリアルでは知らない二人をあげたからと言って本書が古ビイキというわけでは決してありません。
野手は打力(打順貢献度)中心で選ぶ、と冒頭で明示されています(守備力も考慮されています)。方針としてモチロンそれも良し、ですが
方針に即して とはいえ、投手の対語が打者であるのが、、、対語は絶対に野手であるべき がワタシの譲れぬー線なので(大げさ^^;)。
あくまでも著者の選考方針です。たとえば、千葉と「争った」高木守道は四球の著しく少ないことがマイナス評価。だけど高木はいわゆる「打ちたがり」も魅力でした。2番打者の役割としては落選でも 違う選考基準なら、かもしれません。本書をサカナに野球好きどおしカンカンガクガクもまた楽し ではないでしょうか。
実のところワタシは「データ」より通算記録
通算記録より
江夏がシーズン奪三振、タイ記録を王から取り、あと8人は三振を取らずに凡退させ 王で新記録達成(本書でも触れています) といった
記憶こそ!派でーす。