タイトル通りの映画でした。クイーンの大ヒット曲タイトルだからそう言うのではなく、フレディマーキュリーがボーカル・作詞・作曲だからというのでもなく、まさにフレディマーキュリーというボヘミアンの物語(ラプソディ)だったからです。
この映画について語るべきであろうことは語り尽くされている感。そして当時の私はラジカセから流れるクイーンの曲をとても良いなあと聞いていただけでレコードの一枚も買ったことがなく、その音楽性等について語る術もありません。なので、ちょっと思ったことを以下に書きます。
突き抜けた能力を持つ者とそれに及ばぬ者。なにも芸術の分野に限りません。会社の仕事(「出世競争」も含めて)でもそれは表れます。
20代の頃はお互いまずは情熱が前面に出ています。だけど、30代40代になると持つ者と及ばぬ者が次第に顕在化してきて私を含む後者はどうしても心穏やかではなくなりますが 前者もまた辛いのでしょう。フレディと他3人がそう描かれたように。
けれど還暦ごろを過ぎると、また変わってくるものではないでしょうか。チューリップの財津和夫が「ギャラが5分の1になっちゃう」、ドリフのカトちゃんが「ギャラは長さんが5人分を受け取って配るんだよ」と冗談交じりで語れたように(どちらも10年ほど前にテレビのトークで聞きました)。