10月17日まで開催中の「GENKYO 横尾忠則展 原郷から幻郷へ、そして現況は？」を東京都現代美術館に観に行きました。GENKYO 横尾忠則 [原郷から幻境へ、そして現況は？] (exhibit.jp)
「60年以上にわたる横尾芸術の全貌」と銘打たれています。今年制作作を含めて、所狭しと掲出された600点以上の作品。超大サイズの作品が多いことも相まって その圧倒的な量（カウンタブルな「数」と言うよりアンカウンタブルな「量」と言いたくなる）もまた、これぞ横尾芸術！と感じました。
作品そのものではありませんが、「数というより量と言いたくなる」を端的に表していたのは「滝のインスタレーション」と題されたコーナー。横尾が滝の絵画を描くための資料として収集した滝の絵葉書約13,000枚が壁と天井に文字通り隙間なく貼られていました。
展示エリアは撮影不可でしたが、
エントランスホールに貼り出された「WITH CORONA」シリーズは「一点撮りは不可だが、全景を撮るのはOK」でした。
横尾が2020年5月からブログとSNSで発信を続けているこのシリーズは（2021年からは「WITHOUT CORONA」と名称変更）、自身の作品や写真を中心にテレビや新聞のニュース等さまざまなイメージを素材としてマスクをコラージュ（拡大してみるとマスクが分かります）。これまでに700点を超えています。
猫は横尾の亡き愛猫タマです。
↓2017年の「横尾忠則 HANGA JUNGLE展」
