2022-03-13 「情理を尽くす」とはまさにこのこと ニュース 『毎日新聞』2022年3月12日付朝刊 旧優生保護法下で不妊手術を強制された被害者が国に損害賠償を求めた民事裁判の判決が東京高裁で一昨日あり、被害者が勝訴しました。 要旨↑を読んで、情理を尽くした判決だと思います。理:緻密な論理で、損害賠償請求権の消滅(2017年改正前民法724条)を認めず。情:<高裁の所感>として被害者への深い思いやりと共に、「優生手術への憤りのあまり~判決では情緒的な表現を避けたが~」という書きようでむしろ著しい人権侵害への強い憤りを表していると思います。