https://www.cinra.net/article/202403-52hz_iktay
この映画で主役を演じた杉咲花さんのとても思慮深い言に目を開かされます。以下に一か所だけ引用しますが、ぜひ全体を読んでみてください。
「例えば、性的マイノリティの悲劇的な物語を見ながら涙してしまうとき、それは自分のジェンダーやセクシュアリティについて悩んだり、世間の偏見や差別に傷ついたり、生死を脅かされるような経験をしたことがない安全圏にたまたまいたということからきているのかもしれないと思うんです。私はそれを容易に感動と呼んではいけないと思っていて。当事者たちの境遇を“消費”してしまっているかもしれないという恐れを抱いています。」
性的マイノリティに限らず、およそマイノリティとマジョリティの関係性に通じる普遍性を併せ持つと思います。
もちろん、この映画に参画したお二人、LGBTQ+インクルーシブディレクターのミヤタ廉さんとインティマシーコーディネーター浅田智穂さんの言も精読すべき内容でした。