2018-04-27 ジョージ・オーウェル『象を撃つ』 本 オーウェルのエッセイ『象を撃つ』を読みました。(『アンソロジー人間の情景8 動物との日々』文春文庫 に収録。) 彼がビルマの植民地警察に勤務していたとき 象と「対峙」したある体験が綴られています。付されている、「彼自身の階級とそのモラル に対する切実な批判精神」との紹介文がキモを言い得ている一篇。まだ20代のころだったとは言えオーウェルほどの知性でも有色人種蔑視から自由ではなかった(それに対する「切実な批判精神」もモチロン読み取れるが)ことに !でした。 「象を撃った」出来事に直面したようなときの葛藤が のちの2作↓につながっているのか、とも考えさせらました。 miyashinkun.hatenablog.com