やっと日の短さと気温が一致してきました。
生まれた時から何十年もなじんできた、日に日に 日が短くなる初秋の頃の体感と近年は全然違うよね。
今や9月は秋ではなく夏。昔もこんな気候だったとしたら「秋の日は釣瓶落とし」なんて言葉は生まれなかったのでは。
昼はアブラゼミが鳴き夜は秋の虫が鳴くなんて以前はなかったように思うし、考えようによってはシュールですね。
写真左は2009年、右は2010年刊。日本経済新聞出版社。
日経新聞の井上記者が、今世紀になって国立公文書館で初公開された裁判記録を中心に史資料を読み解きます。さすがは大手新聞のベテラン記者と言うべきか、膨大な史資料を手際よく配し、文章もたいへん分かりやすい。章分けされたテーマ毎(左は検察側立証、弁護側立証など。右は捕虜虐待、市民虐待など。)に昭和史専門家(半藤氏 保阪氏 秦氏)による討議が付されています。
だから、分厚いながら苦もなく読み進めることができます。
戦犯裁判は 21世紀の日本に生きる私たちにとって原点とも言えるのではないでしょうか(いい意味でも悪い意味でもふつうの意味でも)。
この二冊をお薦めしたいと思います。
なお、本書に限らず戦犯裁判に関する本にはたいてい書いてあることですが
A級(被告は東京裁判のみ)は「平和に対する罪」、B級は「通例の戦争犯罪」、C級は「人道に対する罪」。すなわち あくまでも「戦争犯罪」の分類記号であり、「優勝を逃した巨人軍のA級戦犯」(いみじくも「軍」^^;)といった俗用のようにA級が重大事案だったり その被告は重要人物だったりの意味ではありません(事実上はそうとも言えますが)。
9月になってやっと芽を出し
今朝、花開きました。
9月3日時点↓
夏休みの宿題にはゼンゼン間に合わないね^^;
花道脇に座っていた 豪栄道のお母さん、土俵に向かう息子が横を通るとき 振り幅小さーく拍手する姿、とってもヨカッタ♬
豪栄道の母・沢井真弓さん初V感激「産んだかいがあった」/秋場所 (1/2ページ) - スポーツ - SANSPO.COM(サンスポ)
↑サンスポ写真の一番後ろに写っている女性です。私がテレビで見た取組み前よりは少しだけ振り幅が大きくなっているようです。やっぱり勝った後だからかな。
向かい合って食卓を囲み
今にも話しかけてきそう
ホントにそういう感じがしたので
幕内の新鋭、正代が3年前に卒業した東農大相撲部。
見事!な股割り
むかしテレビで サッカー女子日本代表佐々木監督が「蹴る瞬間は必ず片足で立っている。四股とサッカーは片足でバランスを保つのが共通している」と言っていました。
なんとなく平野啓一郎は難解(文章も内容も)と思い込んでいたが、本作は さにあらず だった。新聞小説だからか やっぱり単なる思い込みだったか。
ひとことで言うとしたら、恋愛小説。アラフォー同士の、クラシックギタリストの彼と、フランス通信社の記者である クロアチア人とのハーフの彼女との。
すれ違い を軸に進む。『君の名は』(「真知子巻き」のほうね)ほか恋愛物の 定石と言えるだろう すれ違いは 携帯電話の普及で禁じ手になったとも言われるが、本作では携帯電話が有るがゆえに すれ違う。
一般的な「未来は変えられるが 過去は変えられない」とは真逆の、序盤で彼が語る「未来は常に過去を変えている。変えられるとも言えるし 変わってしまうとも言える。過去はそれくらい繊細で感じやすいもの」が 全体を通しての(二人以外の登場人物にとっても)キーになっている。
「マチネの終わりに」展開するラストがとてもとても美しい。
読んでよかった!と心から思える一冊。今年4月発刊。
※今ヒット中『君の名は。』のすれ違い は意味が違うようですね。
即席ラーメン界の私的MVPは「サッポロ一番」です。他の銘柄とはなんか違うんだよなあ(私、けっしてマワシモノではございません)。味の好みは みそ≧しょうゆ>>しお。
中坊のとき、袋から四角いモノを引っ張り出し粉末スープを振りかけてバリバリと貪り食らったほどです^^;(このバアイはしょうゆがイチバン)。
即席ラーメン、というコトバも好き!
3Dプリンターで作った宿(ヤド)で暮らす宿借り(ヤドカリ)です↑。アーチストのAKI INOMATAさんが作成。池袋のサンシャイン水族館で特別展示↓されていました(9月25日まで)。
http://co.sunshinecity.co.jp/news-release/pdf/mecg160708_dory2.pdf
INOMATAさんの公式サイト↓によると「CTスキャンで自然の貝殻の内部構造を計測し、3DCGで制作したデータを3Dプリンターで出力」。ヤドカリが「気に入」ったら入ってくれるとのことです。サイト↓に、ハッキリ分かる画像と映像があります。
オマケ♬ 空中?を泳ぐアシカ