「男の」国会議員はボスに右へ倣えなので会議で意見を言う人はいないからそう思うのだろう、と決めつけられたら氏はどう感じるでしょうか。
2月3日のJOC臨時評議員会での氏発言全文を『日刊スポーツ』サイトで読みました。議事終了後の挨拶で約40分間とのこと、それこそ長い(そして冗長)。
(いつもながら)ユーモアやウイットと自身が思っているのであろう話を散りばめておられます。問題のくだりは時間にして40分間のうち1分ほどでしょうが、そのような「小ネタ」のつもりだったのではありましょう。
だとしてもヒドすぎます。ある属性に対して「~は~」はヘイトスピーチであり許されない、がこの21世紀の理念と言えるでしょう。私もそうであるべきと考えます。それに真っ向から反する言が、「ユーモア」のつもりであってもなくても、容認されていいはずがありません。
いまいちど、「男の」国会議員はボスに右へ倣えなので会議で意見を言う人はいないからそう思うのだろうと決めつけられたら氏はどう感じるでしょうか、と繰り返したいと思います。
私は基本的には、ジョークとしての発言を非難するのは適切でないと思っています。安倍前首相の↓は本人がジョークを意図しているのが明白である上に非難は(意図的な?)誤解であると書きました。
しかし、森元首相の言は仮にジョークであっても済まされる内容では到底ない上に非難は誤解ではありません。有力な政治家にして、他ならぬヘイト許すまじたるオリパラの運営トップを務める氏の認識が問われていると思います。