川内有緒著 講談社文庫2020年発行(ポプラ社2016年刊の文庫化)
人が亡くなった話にもかかわらず(「にもかかわらず」と言うべきか)、とっても「気」のいい一冊でした。お薦めします。
散骨で弔われた人たち(散骨はされていない1人を含む)とその家族の人生を綴ったルポルタージュ。全部で6組で、うち1組は父親を亡くした著者家族です。
どの人も有名人というわけではありませんが、それぞれにユニークな生き様で散骨に相応しい人生だったと言いたくなります(語弊のある言いようかもしれませんが)。
散骨について法務省は、「節度をもって」行われれば違法にはならない、との見解を示しているとのこと。