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行政書士ミヤシンの800字映画評

映画の感想を原稿用紙1〜2枚分でコンパクトに。ときどき書評。たまに・・・。

映画「ラ・ラ・ランド」を観て

「セッション」監督最新作にして、前評判最高級の「ラ・ラ・ランド」を観ました。やはり、「セッション」との二部作とも位置づけられると思いました。
両作に共通するテーマは「芸術と現実(をめぐる葛藤)」。それを前作は「暗」テイストで、今作は「明」テイストで描きます。
とりわけ ラストの表情が効いていました。「ラ・ラ・ランド」のピアニストと女優は芸術希求度のようなものに充実感9割諦観1割のテイ(まさに好演!)。「セッション」の音楽院(元)教授と(元)教え子は・・・両作主役級4人の中で唯一 いわゆる何者でもなく 「現実との折り合い」もまるで付いていない教え子が(教授に追い詰められての)演奏をやり遂げて100%充実感。その演奏を聴いた、狂的なほど芸術至上主義だが実は邪念も混じっていた教授の顔にも混じりけない充実感が。

こないなリクツっぽい調↑では 本作を言い表してないようには思います。楽しめる映画、であることは間違いないだろうと思います。だけど私は、時が経つのを忘れるぐらいのめり込めた ほどではありませんでした。
と言うか
結局ほとんど「セッション」について書いてしまいました。それほどに前作は私がこれまで観た中で最高ランクの一つだったので。今作は正直、それほどではありませんでした。
それもこれも私が ミュージカルにあんまり馴染みがないせいかなあ。

前作の狂的鬼教授役俳優が本作でもチョイ役的に出ていました。鬼教授の表情で鬼とは真逆のコトを言う(と私には思えた)シーン、つい笑っちゃいました 心の中で。
具体的には覚えていませんが、前作を彷彿とさせるカットもいくつかありました。