ひょんなことから寅さん一家と関わりを持った日本画の老大家(宇野重吉)、ラス前で 寅の妹さくら に「歩きながら話しましょう」。
何を言ったのかは観た人の想像に任される。「寅次郎くんに こっぴどくやられちゃってねえ」みたいな かな?
大家が何十年にわたって築き上げてきた創作姿勢を 芸術のゲの字もワカラナイ寅さんに激しく揺さぶられた(もちろん寅本人にそのつもりは無い)。
シリーズの中でややテイストが異なる一作。ある芸術観が、テーマの一つになっている。
笑いどころ泣きどころ満載なのは変わらないけどね。
宇野重吉の息子である寺尾聰も出演。まるでクローンのごとくソックリ!