去年のきのう、東京調布の花火大会。
左下に半月が写りました。
オリンピック 日本選手のさまざまな活躍シーンには皆さまと同じく私も感激していますが
それほど注目されなかったかもしれない胸打つシーンがありました。
日本時間昨夜の陸上女子5000メートル予選で、知恵と勇気ともちろん力も振り絞って決勝進出を決めた上原選手です。
僅かな競技歴と長年の観戦歴(主にTV)を持つ私の見立て↓(以下、細かい説明は省きます)。
予選は二組に分かれ、各組の5着までと6着以下全体のタイム順上位5人が決勝に進出する。このレギュレーションでは、上原が入った一組目は中盤過ぎまでスローペースになりがち。
彼女の地力は決勝進出のボーダーラインを少し下回るレベルだったと思われ、トップレベルの選手たちにペースを上げ下げされたら対応が難しくなる。
そこで彼女自身のイーブンペースを保つためスタートから飛び出した。トップ選手には楽なペースなので着いて来られたら浮かぶ瀬が無くなる。
しかし、3500メートルぐらいまで50メートルほどの差をつけて独走した。予選通過確実な有力選手たちは仮に上原がそのままゴールしても自分には影響しないという思惑、それ以外の選手たちは有力選手をマークして、上原を追わなかった。それは彼女のクールヘッド通りの展開でもあったろう。だからと言って飛び出しはブレイブハートがなければでき得ない。まさにこのレースで上原クラスの選手が皆、後続集団で自重したように。
イーブンペースを守れたがゆえの余力とモチロン気迫で、追いつかれた後も粘り抜き 7着でゴール。タイム順4番目で見事に決勝進出!
(写真はきょう日経夕刊)
『テロルの決算』『敗れざる者たち』『一瞬の夏』。私より一世代上にあたる沢木耕太郎が20〜30代で書いたノンフィクションを 若いころ読んで、瑞々しさと「老成」に魅きつけられたものです。(後者はふつう褒め言葉ではないでしょうが、ココは褒め言葉で。)
本作は、30代前半の沢木による藤圭子へのインタビュー。長らく陽の目を見ることはありませんでしたが、2013年に刊行されました(新潮社)。全編会話文の異色スタイルです。
藤圭子は1970年前後に一世を風靡した演歌歌手で 宇多田ヒカルの母です、という注釈が要りますね^^;
宇多田ヒカルは2000年前後Jポップの旗手で 今NHK朝ドラの主題歌を歌っています、という注釈も要りますか?^^;
むかしの同僚に、0男5女の末娘がいました。
親御さんは4人目5人目には「できれば男の子を」と望んでいましたが、、、
「せめて静かな女の子に」とお父上が彼女の名前に「静」の字を付けたとのことです。
お父上の願いもむなしく?賑やかな(もとい朗らかな)人でした。
お姉様方も皆そうだそうです。彼女に名付けた時のお父上のお気持ち、よーく分かるような気がしたものです?!
↑ウイットに富む親御さん♬
くれぐれもヒドイ親なんて思わないでね。そうでないことはまさに彼女が賑やかな(もとい朗らかな)人に育ったことで明らかなのだから。