ミヤシンの映画と読書とスポーツ+馬鹿話

子供の時からミヤシンと呼ばれている男です。本や映画やスポーツやニュース等の感想を短く書きます。2016年1月に始めました(2020年4月にブログタイトルを変更しました)。

3年前のきょう亡くなった山口淑子氏

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 女優として国会議員として著名でしたが、今や文字通り「過去の人」でしょうか。
1987年発刊の『李香蘭 私の半生』を読んで、私がとりわけ感じ入ったこと↓

 1920年中国生れの日本人 山口淑子は「中国人女優 李香蘭」として、1930年代半ばから終戦の年まで「満州」と上海で映画にリサイタルに大活躍する。だが、青春を賭けて懸命に取り組んだそれは「大陸経営」の一助を担って(担わされて)いた。そのことを彼女は(当時も薄々疑問には感じていたが)後年 深く悔いる。
 戦争による「間接被害」とでも言うべき(戦死や戦災死を直接被害と言うなら)、と私は思う。それほどに戦争(を主導する勢力)は罪深いのだ。たとえばのたとえば、エノラゲイの乗組員が爾後まるっきり苦悩しなかったなんてことはありえないであろう。

 1945年8月15日までの二週間、彼女が見聞きし感じた上海の「空気」も印象に残る。
まだ負けていないと「信じている」日本軍関係者と戦勝国になることを「知っている」中国人他との温度差(という言葉では軽すぎるが)。
 そして、その15日以降 「日僑」となった日本人は収容所に入れられた。

 

山口淑子 - Wikipedia

スベるハナシ⁇

クリーニング屋さんの店頭で 背広のポケットを念の為まさぐったらゴミが出てきたので
ゴミんなさい、と言ったけど
まるっきり受けませんでした^^;

先方 きょうは蒸し暑いですねと言うとったので サムくなってよかったかもね⁇

体罰について

以下のつぶやきは「日野氏ビンタ」の件そのものとは一切関係ありません。

この類が報じられたときのSNSでのやり取りを見るといつも、体罰容認的な考えを持つ人がけっこう多いように感じられて驚きます。

私が学校に通っていた時代は教師の体罰が日常茶飯でした。(学校教育法で体罰が禁止されていることを後年知ってビックリしたものです。) 個人的には教師の人柄ゆえ体罰が不快でなかった場合もありますし、私自身に非があったから と自覚はしていますが、そうであれどうであれ体罰によらない方法を採るべきという旗は絶対に降ろしてはいけないと私は思います。

プチ 気持ちのズレ

小説の
クライマックスでもないのに印象深い場面、みなさまもいくつかあると思います。
私はたとえば
水村美苗本格小説』(こう見えて小説のタイトルです)の一場面。
高いところの電球の交換。頼む方はゼンゼン気軽、頼まれる方はちょっぴりだけど屈辱的、、、
登場人物二人の関係性を象徴していて、とても効いていました。
先日 似たことを実経験して思い出した次第。

水村美苗。『新聞小説 母の遺産』も併せて
人の心のヒダを丁寧にそして鋭く描いています。

ソコがキモだったか!?「ブルックリン」

www.foxmovies-jp.com

ラストで↑主人公がグリーンの服を着ている意味を考察しているブログ記事をたまたま読み、目からウロコが落ちまくりました。

ワタシはサッカーとラグビーが大好きなので ユニフォーム色たるグリーンがアイルランドカラーなのは知り尽くしていたのに

そのシーン、服の色に何とも思いませんでした。お恥ずかし。

miyashinkun.hatenablog.com

 

明治生れの

亡き祖母は私の息子に話しかけるとき
「シンちゃん」(=私)から始まってわが妹の名、いとこの名、、、と出生順に並べていき
やっとシンちゃんの子の名が出てきたものです。


祖母は
美容院あたりで週刊誌でも読むのか、どこで仕入れるのか知らないが
ピンポイントでディープな「情報」を持っていて
何度か「気をつけなさい」と言われました。
・サッカーをしていたとき「なるべくヘディングしないよう気をつけなさい」(脳に悪影響、みたいな記事を読んだらしい)
・新宿東口の喫茶店でバイトしていたとき「ヒロポンに気をつけなさい」(それはオレが生まれるよりも前のハナシ!)
・就職したとき「OLに気をつけなさい」(80年代だってそんな言いようはイエローカードだったんだよ、おばあちゃん、、、)

先日、墓石を磨きながら
そんなこんなを偲びました。

寝相

若いころは何かと緊張しますが

終日気を張っていた晩はその反動で気が緩むのか寝相が悪くなるタチでして

初めての社員旅行で隣に寝ていた上司のお腹を枕にして

「それは枕じゃなくてオレのハラだ!」とどやされたものです。

  

学生のとき留学生の東南アジアの家にホームステイさせてもらいました。

彼の弟の部屋で布団を並べて寝たのですが、朝起きると隣の布団に弟さんはいなくて 別の部屋で寝ていた。

やはり あの戦争のことで日本人がキライなのか、、、などとブルーな気持ちになったりもしました。

その晩もまずは布団を並べて就寝。

夜中にふと目が醒めると

上半身が自分の布団、下半身が隣の布団

真横になっていました、、、

前日は起きる前に自分の布団に戻っていたようです(ドリフあたりのコントにありそうな)。

状況から弟さんを蹴とばしたとも思われます。

つまり彼は避難していたのですね。

もちろん丁重にお詫びしました^^;

そういえば・・・

昨夜テレビでさだまさしが「トイレのことをWCって聞かなくなったなあ」と言っていましたが
ワタシは20年ほど前に、社名の略称がWCLだった取引先のヒトから自虐ネタ的に「WCみたいでしょう?!」と聞いたのが最後だったように思います。

大脱走、ガンジー

3年前のきのう 死去したリチャード・アッテンボロー氏。映画「大脱走」の連合国側脱走首謀者役にして映画「ガンジー」監督。

 

大脱走」、とっても好きな映画で子どもの頃から何度も観てます(主にテレビでだけどね)。

イングランドはネクラ、アイルランドは酒好き、オーストラリアは大雑把、、、「分かりやすすぎる」国民性描写を含めて。米国ばかりがフランクで友達思いで勇敢で正義感が強くてといいことだらけ^^;

 

ガンジー」、会社帰りに東京駅スグ前の名画座八重洲スター座」で観ました。大感動!作でした。

ガンジー妻「この人(ガンジーのこと)は禁欲に4回挑戦して4回失敗しました」というセリフを覚えています。

銀座並木座と言い、むかしは一等地中の一等地にワンコインの名画座があったよなあ。あ、五百円玉まだない頃か^^;

 

miyashinkun.hatenablog.com

 

 

高橋一生、阿部サダヲ

先の日曜、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の高橋一生はまさに快演!でしたが
家康役阿部サダヲもなかなかの怪演だったと。
直虎から「約束違い」を責め立てられて、無言で土下座ひれ伏したまま後ずさりして直虎の視界から消える…

ワタシもそうしたい気持ちになったコトあります。家康のように人の上に立ったことなど一切ありませぬが^^;